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安倍自民党は、次期参議院選挙で憲法「改正」を争点とするのか、争点隠しという卑劣なことは許されない 共産党と比較すればわかりやすい

 安倍氏は、次期参議院選挙では憲法「改正」を訴えたいということをことあるごとに言っています。
 今に始まったことではありませんが、それに対し、二階俊博総務会長は、これを表面化させまいと躍起です。
参院選 憲法改正争点化「選挙勝てない」 自民・二階氏」(毎日新聞2016年5月4日)
「自民党の二階俊博総務会長は2日、夏の参院選について「自民党が先頭に立って憲法改正に旗を振る姿勢を示したなら、選挙に勝てない」と述べ、改憲を争点にすることに慎重な考えを示した。」

 二階氏は、以前から同じ言動を繰り返しています。
「憲法改正、今やる必然性は何もない」 自民・二階氏」(朝日新聞2016年2月24日)
「憲法改正は党是、自民党の宿願でもある。だけど、今日やらなきゃ日本国がどうかなるということではない。静かに、そろそろ憲法改正の時期に来たんじゃないかということの呼びかけは大事だが、今やらなきゃならんという必然性は何もないんじゃないか。やれればいいんだけど、今日やらなきゃいけないということではない。」

 これは個々の自民党議員、候補者の本音でもあります。憲法「改正」を訴えても票にもならないだけでなく、かえって票が逃げるということを自覚しているからです。
 それにも関わらず、安倍氏が憲法「改正」を争点にして国防軍を保持したいというのであれば、自民党議員候補者すべてがそのポスターに自民党憲法改正草案の9条を明記すべきものです。
 それくらい重要な公約です。選挙公約の小さな字で載せておけば足りるというものではありません。
憲法9条「改正」の是非は、自民党憲法草案の内容に改憲するかどうかの選択 それだけです

 これを自民党候補者が正面に掲げない限り、憲法「改正」のために国会で行動するのは公約違反、大ウソつきということになります。

 これに対して、共産党は、社会主義の公約を候補者は言わないじゃないかなどという誹謗・中傷がネトウヨを中心にばらまかれています。
 本当に次元の低い誹謗・中傷ですが、このようなすり替えの議論に欺されてはいけません。

 次の参議院選挙が資本主義経済体制か社会主義経済体制かなど、それこそ争点ではありませんし、仮に共産党が次期衆議院選挙で同じように安保関連法廃止を前面に出して選挙に勝利し、共産党首班内閣が誕生したとしても、国民が公約として承認したのは、安保関連法廃止までであって、それを飛び越えて共産党政権が社会主義経済体制へ移行させるようなことがあれば、それこそ公約違反です。
 日本共産党の綱領に社会主義を目指すと書かれていたとしても、それだけで共産党政権が社会主義に移行させることが許されないということです。
 選挙での訴えなく、実施したとすれば公約違反ということになります。
 仮に社会主義経済体制に移行させたければ、その時の選挙公約で直接、大きく訴える必要があります。
(憲法29条により私有財産制が保障されているので、根本的な社会主義経済体制に移行させるためには憲法改正が必要ですが、それに至らない限度のものであれば現行憲法でも当然、可能です。)
 逆にいえば、共産党が社会主義経済体制を近々、目指すものではないということであれば、そのときの選挙で訴える必要は全くありませんし、訴えないことが大嘘ということにはなり得ません。

 このように直近の争点(公約)と、その政党の掲げる理念(政策)を意図的にゴチャゴチャにして都合よく使い分けているのが安倍自民党であり、ネトウヨたちです。

 絶対に欺されてはいけません。

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