記事
  • Sozen
  • 2011年08月23日 08:08

カダフィ政権崩壊も原油堅調

原油相場は堅調です。リビア反体制派の首都制圧の報で一時は$81/bbl前半まで下げましたがすぐに反発し、$80/bblの大台割れに向かう雰囲気ではありませんね。

8月22日のNYMEX WTI 原油先物9月限は前日比$1.86高の$84.12/bblで納会し、10月限は$84.42/bblで引けた後時間外取引で$84/bbl台前半です。

リビアでは反体制派が首都トリポリをほぼ制圧し、カダフィ政権が事実上崩壊しました。各地で戦闘は続いているものの内戦は終結に向かう方向でしょうから、早晩国連制裁決議による原油の輸出禁止も解かれることになりますね。

リビア情勢の動きを受けて、欧州ブレント原油相場のWTI に対するプレミアムは先週の$26/bbl台から$23/bbl割れにまで縮小しています。

リビア原油の4割を買っていたイタリアのエニによると、リビアの石油生産は冬に入る前には再開されるということです。とはいえ、内戦による石油関連施設の破壊はどの程度のものなのか、不透明感もありますね。


また、内戦終結後のリビアの社会安定にも不安があります。先月末には反体制派の参謀長が暗殺され、反体制派内部での対立も取り沙汰されています。

リビアの民主化は簡単にはいかないためゆっくり進めることとして、国連軍が常駐して石油や天然ガスの生産は直ぐに再開させる方向なのでしょうけれど……

カリブ海で発生した熱帯性暴風雨アイリーンは既にハリケーンに成長し、さらに大型で強いメジャー・ハリケーンになる予想です。

[画像をブログで見る]

しかし、予想進路はメキシコ湾の油田地帯には向かっていないため、原油生産への影響は無さそうですね。
むしろ週末にかけてフロリダからヴァージニアの米国南東部諸州に接近することで、ガソリンをはじめ石油製品の消費抑制に繋がると思われます。


2011/8/22
NYMEX WTI Sep $84.12/bbl ( +1.86 )
20日移動平均: $87.73 ( -0.38 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $99.61 / -2σ: $75.84
 幅: $23.77 ( -1.38 ) / 100日平均: $13.71
ボラティリティ
 45.68 ( +1.34 ) / 100日平均: 32.67

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。