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カダフィ政権崩壊も原油堅調

原油相場は堅調です。リビア反体制派の首都制圧の報で一時は$81/bbl前半まで下げましたがすぐに反発し、$80/bblの大台割れに向かう雰囲気ではありませんね。

8月22日のNYMEX WTI 原油先物9月限は前日比$1.86高の$84.12/bblで納会し、10月限は$84.42/bblで引けた後時間外取引で$84/bbl台前半です。

リビアでは反体制派が首都トリポリをほぼ制圧し、カダフィ政権が事実上崩壊しました。各地で戦闘は続いているものの内戦は終結に向かう方向でしょうから、早晩国連制裁決議による原油の輸出禁止も解かれることになりますね。

リビア情勢の動きを受けて、欧州ブレント原油相場のWTI に対するプレミアムは先週の$26/bbl台から$23/bbl割れにまで縮小しています。

リビア原油の4割を買っていたイタリアのエニによると、リビアの石油生産は冬に入る前には再開されるということです。とはいえ、内戦による石油関連施設の破壊はどの程度のものなのか、不透明感もありますね。


また、内戦終結後のリビアの社会安定にも不安があります。先月末には反体制派の参謀長が暗殺され、反体制派内部での対立も取り沙汰されています。

リビアの民主化は簡単にはいかないためゆっくり進めることとして、国連軍が常駐して石油や天然ガスの生産は直ぐに再開させる方向なのでしょうけれど……

カリブ海で発生した熱帯性暴風雨アイリーンは既にハリケーンに成長し、さらに大型で強いメジャー・ハリケーンになる予想です。

[画像をブログで見る]

しかし、予想進路はメキシコ湾の油田地帯には向かっていないため、原油生産への影響は無さそうですね。
むしろ週末にかけてフロリダからヴァージニアの米国南東部諸州に接近することで、ガソリンをはじめ石油製品の消費抑制に繋がると思われます。


2011/8/22
NYMEX WTI Sep $84.12/bbl ( +1.86 )
20日移動平均: $87.73 ( -0.38 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $99.61 / -2σ: $75.84
 幅: $23.77 ( -1.38 ) / 100日平均: $13.71
ボラティリティ
 45.68 ( +1.34 ) / 100日平均: 32.67

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