- 2016年05月02日 11:39
三菱自動車の燃費不正問題で、メーター巻き増しガセに一瞬騙されそうになった話
1/2連休の狭間の平日ですけど一所懸命仕事します。昨日までの3日間連続3時間波乗りして久々にちょっと筋肉痛。
で・・・・先日・・・某2ちゃんまとめで

というのから始まるのがFacebookに流れてきて釣られかけました。
正直に言うと釣られました。はい。自戒のための証拠物件。とりあえず怪しいとは思ったのでリンクはしていない。
全国の整備工場に三菱の軽の走行距離を大幅に増やせとか、走行距離がかなりいってる中古ばかり買いあさってる奴らがいるという噂がある。警視庁は全国の中古車屋とか整備工場に通達出した方がいいよ。明確な詐欺だし、反社会勢力の資金源になりそうだから。
— Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年4月28日
で、なんで釣られてしまったのか、理由は2つあって
1 いかにもありそう
2 技術的にはメーターの巻き戻しや巻き進めは可能
だからなんですね。前にも書いたけど、昔カーセンサーの編集部にいまして、メーター巻き戻し業者に取材したことがある自分なのであった。昔は専門の業者が悪徳中古車屋を回って1年12000キロ見当になるように巻き戻していたんですよ。いまの車は走行距離は車載コンピュータと連動しているからデジタル的に可能。ヤフオク!にツールがたくさん出ているが、これは当然ながら詐欺に使われるので出品は規制すべきでしょう。

日本は広いから生活保護を不正受給しようするようなヤツなら考えそうなことではあるので、一瞬「反社会的勢力とかが三菱車の中古を買いあさってディーラーを恐喝」とかあるのかなと、一瞬思ってしまったわけさ。
メーターの不正用のキットとかが高騰しているとか、ありそうな話だと思ったが、よくよく考えてみたら、全然メリットがないことに気づく。
仮に20万キロ走るとしてガソリン代の差額はいくら?
三菱は不正燃費問題の解消として「ガソリン代の差額返還」「車両価格の補填」とかを上げていますが、そもそも軽の経理上の耐用年数は4年(普通自動車は6年)。自動車メーカーの普通乗用車の想定寿命は走行距離で15万キロ、耐用年数で10年と言われているけど軽は高速道路をバンバン走るわけではないので、ここまでは考えてないはずだ。だが、きちんとメンテすれば20万キロくらいはいけるでしょ。
仮に20万キロを軽で走行したとして、燃費が20km/lとします。この場合のガソリンの消費量は
200000/20= 10000リットル
10000リットルでガソリンが1リットル120円として120万円だ。これだけ書くと「すげー」と思いそうだが、補填してくれるのは不正した分との差額。おおよそ10%を不正で高燃費に見せ掛けていたとすると、ざっくり12万円です・・・・
たったの12万ですよ・・・
仮に差額のガソリン代をだまし取ろうと走行距離3.5万の車のメーターを20万キロまで費用払って巻き増ししたところで、満額回答でたったの12万しかはいらない。しかも詐欺で逮捕されるリスクを冒した上で、車両価格は過走行で0になり、廃車費用が必要になるくらいだ。こんなのやるヤツはいるのか・・・・
が、中にはこうした計算ができない欲に皮の突っ張った詐欺ジジイとかおばばんが、なんかお金もらえそう、ということで整備工場に依頼するかもしれない。しかし三菱からお金を取るのはほぼ不可能と思います。



