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合コンのニーズはなぜズレるのか?星野源など、来ないのだ。

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トム・クルーズの『カクテル』のことを思い出して、カクテル作りを再開したぞ。若い頃はトム・クルーズに似ているとよく言われたからな。


それはそうと、朝、Twitterを開いたらこんなツイートが流れてきて。Twitterのタイムラインは追わない人で、こういうたまたま流れてきたものをさらりと見る方なのだけど、いろいろ考えさせられた。3000以上RTされている。いかにもTwitterでウケそうな話ではあるが、合コンというか、恋愛というか、コミュニケーションというか、所属するコミュニティとかトライブの課題だとか、もろもろ凝縮されているように思う。

要するに「星野源」とか「サブカル男子」で何を想像するかということのズレであり、自分の所属するコミュニティやトライブにそのような人材はいるのかという話にもなり。

ここでは「サブカル男子」というので「杉作J太郎」風を連れてきたという話になるのだけど、そもそも杉作J太郎風だってそうそういるわけではないし。

さらには、「星野源」というキーワードに何を想起するのかというのもある。仮に「星野源みたいな人を集めろ」と言ったところで、「星野源」と「星野源風」は天地ほどの差があるのであり。また「星野源みたい」というのを何を指すのかにもよる。そして、相手の関係性の資源の中でそのような人材がいるのかどうかという問題があり。

というわけで、これは上手くいかない合コンの問題が凝縮されている良ツイートでありつつ、「星野源みたいな人を連れて来て」と言ったところで、問題はあまり解決されないのではないかという気がしてくる。

そもそも我々は、今さら合コンに期待してはいけないのである。そもそも合コンとは無理ゲーであり、その難易度はますます高まっているのだ。目的のすり合わせ、相手に期待する条件の明確化(あえて期待しないと定義するのも、これまた明確化である)、手段の検討、構成員の吟味、チームワークなどなど。すべてがワークするか、何かの奇跡が起こらないと上手くいかない。

特に合コンとは「誰とやるか」が大事である。つまり、相手が誰であるのかと同様に、どんな仲間とやるのかが大事なのだ。

しかし、所属するコミュニティ、トライブにより呼べる仲間は限られてくるのである。「そこに愛はあるのか」ならぬ「そこに星野源はいるのか」と。それは合コン相手も一緒だ。実は個々人のコミュニケーション能力、ルックス、人柄などを別として、「所属」により決まってしまうのではないか、と。そこが分断化する社会においては、そもそもつながりすら生まれないのではないかと。だから、行く前から盛り上がらず、何も生まれない合コンになることが確定してしまう、と。合コン相手だって、もともとの関係性が重要なのであり。接点を持てる異性の範囲は限られているのである。

合コンとは実は、恋愛ゲームを装いつつ、コミュニティ、トライブ、クラスタ、階級など関係する問題なのである。

もっとも、「合コンとキャバクラは男同士の思い出作り」という格言があるくらいだから、そういう風に割り切るのも手なのだが。

伝説のカルト映画『太陽を盗んだ男』での、菅原文太の名セリフ「ローリング・ストーンズなど、来ん!」風に言うならば「星野源など、来ん!」という感じなのだ。

だから、もう日本の若者(いや中年も)は合コンになど期待するのはやめて、周りにきっといる大事な人に気づく努力を始めた方が良いと思うのだ。諸条件を我慢しつつ。



そんな中、この本が幻冬舎の超絶美人編集長から届いた。二村ヒトシ、湯山玲子という日本恋愛界の二大巨匠による本である。恋愛や性の枠組みが変わっていることを勉強させて頂こう。

というわけで、就活でも進学でもなんでもそうだけど、自由競争を装ったものに対して疑う姿勢が大事なのだ。うん。

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