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「憲法の改悪」はあるか

何が良くて何が悪いか、という判断基準が確立している世界でないと、憲法の改正と憲法の改悪の違いを明瞭に認識することは難しい。

私が改憲にもいい改憲とよくない改憲がある、憲法改正ならいいが、憲法改悪は駄目ですよ、と叫ぶのは、私の価値判断の基準から見ていいものはいい、悪いものはいい、どうでもいいものはどうでもいい、と言う程度の話である。

出来るだけいいものにしようという願いの反動で、憲法改悪は駄目ですよ、と言っているだけで、いわゆる護憲主義者の方々が唱えるような反対のための反対運動を続けるためのスローガンとしての「憲法改悪ハンターイ」とは明らかに異質のものである。

さて、憲法の改正についてプラスの評価が出来るものとマイナスの評価にしかならないものとの差がどこに出てくるか。

一番明らかなのは、基本的人権を制約する方向での改憲なのか、基本的人権を伸長する方向での改憲なのか、というメルクマールだろう。

もう一つは、国民主権主義を充実強化する方向での改憲なのか、国民主権主義を実質的に骨抜きにする方向での改憲か、ということもあるだろう。

国際平和主義を充実強化する方向での改憲なのか、それとも国際平和主義に背馳する方向での改憲か、ということも重要なメルクマールになる。

国民の福祉の向上、国民の生活の安寧に繋がる改憲か、それとも国民の福祉の後退に繋がり、国民の生活を不安定、不確かなものに変えてしまう改憲か、という視点も重要になる。
社会の混乱を招き、社会の秩序の崩壊に直結してしまうような改憲は、どう見ても憲法改悪になってしまう。

何が良くて、何が悪いのか、ということについてある程度のコンセンサスがどうしても必要になる。
このあたりのことが曖昧で、いつも流動的だと、その改憲が果たして憲法改正なのか、それとも憲法改悪なのか、さらには価値中立的なただの修憲なのか、判断が出来ないことになってしまう。

まずは、皆さんのご意見をお伺いしたい。

何がいい改憲で、何が悪い改憲なのか。

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