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需要懸念で上値重い原油相場

5月19日のNYMEX WTI 原油先物は反落し、前日比$1.66安の$98.44/bblで引けました。引け後の時間外取引は$98/bbl台前半です。

$100/bbl大台回復を期待した買いにも関わらず、経済指標の悪化を嫌気した売りに圧されて反落です。
この日発表の米国経済指標は、新規失業保険申請件数が予想を下回ったものの、中古住宅販売や景気先行指標、フィラデルフィア連銀製造業景況指数などの数値が悪化し、石油需要減退懸念を強めるものでした。

5月初めの急落から原油相場が切り返すには日柄が経ち過ぎた感もあり、当面は大幅な上昇が望み薄なのかもしれません。
一方で$95/bbl近辺の心理的なサポートも強力ですから、もうしばらく$100/bbl近辺での往来となるのでしょうか……

来月8日のOPEC総会を控えて、国際エネルギー機関(IEA)が産油国に供給引き上げを要請しています。
IEAは5月の月報で、原油高の影響による需要減退から2011年の世界の石油需要見通しを前月月報より日量20万バレル下方修正しています。

一方、IEAによる2011年のOPEC非加盟国の石油供給見通しは前月月報から据え置きで、4月のOPEC産油量推定は前月比日量24万バレル減少です。
IEAの需給バランス見通しとしては、OPECにもう少し供給量を増やしてもらわないと原油価格は下がらないということなのでしょうね。

JPモルガンによると、OPEC加盟国の5月の輸出量は日量2,291万バレルで前月比同42万バレル増となるようです。

欧米の経済指標が需要鈍化を示唆する一方、中国では石油製品の需給逼迫が伝えられますが、原油価格高騰と国内公定価格の上昇の遅れによる精製マージンの悪化で製品生産が鈍っていることが要因ですから、旺盛な需要と言えるのかは疑問です。

また、日本の第一四半期GDP成長率が予想以上の悪化でしたが、石油連盟週報による日本の原油処理量は震災前の日量400万バレル近辺から先週の数値は同300万バレルそこそこに落ちている一方、直近の石油製品在庫は1,380万klと震災前より17%増加しています。
製品在庫は前年同期に比べても2割程多い水準ですね。

2011/5/19
NYMEX WTI Jun $98.44/bbl ( -1.66 )
20日移動平均: $102.81 ( -0.46 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $116.10 / -2σ: $89.51
 幅: $26.59 ( +0.21 ) / 100日平均: $12.71
ボラティリティ
 45.59 ( -1.47 ) / 100日平均: 28.82

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