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- 2016年04月29日 10:00
今週のつぶやき
ゴールデンウィークに突入しましたので北米は週末ではないのですが、「今週のつぶやき」をお届けします。
まずは「逆サプライズ」だったのが28日の日銀の政策会合での「緩和見送り」。そんなのは市場の勝手な論理、と言われればそれまでですが今回、市場の期待を思いっきり持ち上げたのが22日、ブルームバーグの「金融機関にもマイナス金利適用か」の記事でありました。
さすがあまのじゃくと言われた黒田総裁だけあります。「マイナス金利の効果を見極める為」追加緩和は今回は見送り、としたのであります。これが案外、海外にもショックを与え、翌日のNY市場は株が売られ、代替の金が消去方式で買われました。
ところで私が注目していたアメリカ1-3月GDPは年率換算0.5%アップと市場の期待に届かずでした。日本も5月18日に1-3月の速報が出ますが、予想は微妙な水準となっています。また、インフレ率が再び弱々しくなっていることも気になっています。黒田総裁はいまだに2%達成は出来ると強気ですが、達成時期に関して今回4回目の先送りとなりました。こういうのをオオカミ少年の遠吠というのでしょうか?
さて、個別企業で見ると心配なのがアメリカのアップルと日本の三菱自動車であります。アップルについてはカール アイカーン氏がアップル株を全部売却したとのニュースで28日も3%強の下落となり94.83ドルとなりました。これでチャート上の節目、92ドルが見えてきました。これを下に抜けると次の大きな節目は55ドルまでありませんから機関投資家を含め、週明け以降の動きに注目されます。また、日本ではアップル関連を含めたスマホ関連の部品メーカーの決算が一様に冴えず、アップルショックとなりはしないかと気がかりです。
もう一つの心配ネタ、三菱自動車ですが、90年代初頭からの不正で国土交通省も「三菱を信じない」という姿勢を明白にしました。私の懸念はそんな三菱がどうこうというよりすそ野の広い自動車メーカーの不祥事は地域経済に圧倒的な影響を与える為、今後、部品メーカーの倒産などが起きやしないかと思っています。また、同社が極めて厳しい状況に陥った場合、中国企業が触手を伸ばす可能性は大いにあると思います。理由はインドネシアやオーストラリアなど海外拠点を含む販売網などのインフラであります。(ある意味シャープの時と同じような発想かと思います。)
アメリカ大統領選ですが、どうもトランプ対クリントンの決戦となる気配が濃厚となってきました。下馬評はクリントン氏有利ですが、トランプ氏の戦い方はかつての選挙戦略とは違うため、余り楽観視しない方がよいかもしれません。可能性としてトランプ氏がサンダース氏支持層のハートを射止める戦略をとるとクリントン氏は厳しい闘いとなるでしょう。またクリントン氏は鉄の女のような強さを見せていますが、案外、もろいところがあります。トランプ氏は狡猾ですからそのあたりは容赦なく突いてくるでしょう。
余り想像したくないのですが、トランプ氏が大統領となった場合、アメリカは大紛糾する気がします。それこそ、金持ちはジム ロジャーズ氏ごとく、海外移住するかもしれません。基軸通貨ドルの大暴落のシナリオすら有り得ないことではないでしょう。その際、世界を誰がどうコントロールするのか、特に同盟国の日本には重い負担がありそうな気がします。
最後に、ゴールンウィーク前の昨夜、西新宿に繰り出しました。このあたりから新大久保にかけて恐ろしいほどの飲食店の数々に誰が入るのだろうと、興味本位で店の中を覗き込みましたが、安さを競う店と品質勝負の店で完全な格差、そして中途半端な店には客がまばら、というのを改めて感じました。価格帯によって入れる客、入れない客が明白に分かれています。経済の原則からすれば若いうちは安い居酒屋でもいい歳になればそこそこの店に入れるぐらい懐が温まるはずだったのが昭和の時代でした。今は安い店に入る人はずっと安い店で終わってしまう格差というより「分離化現象」が生じているように見えます。
私がお邪魔したお店は有名店らしく、カウンター席の隣の方から「初めてですか?」と聞かれ、「この店は常連でほぼ満杯なんですよ、良く予約が取れましたね」と。見ていると客が精算する際に「次の予約」をして帰る客が多く、思い起こせば私が気に入っている店は何処も常に一杯であります。良いものを提供すれば客はついてくる、ということでありましょう。
逆に言うと経営者は手抜きできないとも言えるし、経営者が変わり経営方針が変わると常連が逃げるとも言えるのでしょう。買収して更に良いものにすれば勝ち抜けますが、カネで顧客を買っても顧客は逃げやすいことを肝に銘じるべきでしょう。
では今日はこのぐらいで。
まずは「逆サプライズ」だったのが28日の日銀の政策会合での「緩和見送り」。そんなのは市場の勝手な論理、と言われればそれまでですが今回、市場の期待を思いっきり持ち上げたのが22日、ブルームバーグの「金融機関にもマイナス金利適用か」の記事でありました。
さすがあまのじゃくと言われた黒田総裁だけあります。「マイナス金利の効果を見極める為」追加緩和は今回は見送り、としたのであります。これが案外、海外にもショックを与え、翌日のNY市場は株が売られ、代替の金が消去方式で買われました。
ところで私が注目していたアメリカ1-3月GDPは年率換算0.5%アップと市場の期待に届かずでした。日本も5月18日に1-3月の速報が出ますが、予想は微妙な水準となっています。また、インフレ率が再び弱々しくなっていることも気になっています。黒田総裁はいまだに2%達成は出来ると強気ですが、達成時期に関して今回4回目の先送りとなりました。こういうのをオオカミ少年の遠吠というのでしょうか?
さて、個別企業で見ると心配なのがアメリカのアップルと日本の三菱自動車であります。アップルについてはカール アイカーン氏がアップル株を全部売却したとのニュースで28日も3%強の下落となり94.83ドルとなりました。これでチャート上の節目、92ドルが見えてきました。これを下に抜けると次の大きな節目は55ドルまでありませんから機関投資家を含め、週明け以降の動きに注目されます。また、日本ではアップル関連を含めたスマホ関連の部品メーカーの決算が一様に冴えず、アップルショックとなりはしないかと気がかりです。
もう一つの心配ネタ、三菱自動車ですが、90年代初頭からの不正で国土交通省も「三菱を信じない」という姿勢を明白にしました。私の懸念はそんな三菱がどうこうというよりすそ野の広い自動車メーカーの不祥事は地域経済に圧倒的な影響を与える為、今後、部品メーカーの倒産などが起きやしないかと思っています。また、同社が極めて厳しい状況に陥った場合、中国企業が触手を伸ばす可能性は大いにあると思います。理由はインドネシアやオーストラリアなど海外拠点を含む販売網などのインフラであります。(ある意味シャープの時と同じような発想かと思います。)
アメリカ大統領選ですが、どうもトランプ対クリントンの決戦となる気配が濃厚となってきました。下馬評はクリントン氏有利ですが、トランプ氏の戦い方はかつての選挙戦略とは違うため、余り楽観視しない方がよいかもしれません。可能性としてトランプ氏がサンダース氏支持層のハートを射止める戦略をとるとクリントン氏は厳しい闘いとなるでしょう。またクリントン氏は鉄の女のような強さを見せていますが、案外、もろいところがあります。トランプ氏は狡猾ですからそのあたりは容赦なく突いてくるでしょう。
余り想像したくないのですが、トランプ氏が大統領となった場合、アメリカは大紛糾する気がします。それこそ、金持ちはジム ロジャーズ氏ごとく、海外移住するかもしれません。基軸通貨ドルの大暴落のシナリオすら有り得ないことではないでしょう。その際、世界を誰がどうコントロールするのか、特に同盟国の日本には重い負担がありそうな気がします。
最後に、ゴールンウィーク前の昨夜、西新宿に繰り出しました。このあたりから新大久保にかけて恐ろしいほどの飲食店の数々に誰が入るのだろうと、興味本位で店の中を覗き込みましたが、安さを競う店と品質勝負の店で完全な格差、そして中途半端な店には客がまばら、というのを改めて感じました。価格帯によって入れる客、入れない客が明白に分かれています。経済の原則からすれば若いうちは安い居酒屋でもいい歳になればそこそこの店に入れるぐらい懐が温まるはずだったのが昭和の時代でした。今は安い店に入る人はずっと安い店で終わってしまう格差というより「分離化現象」が生じているように見えます。
私がお邪魔したお店は有名店らしく、カウンター席の隣の方から「初めてですか?」と聞かれ、「この店は常連でほぼ満杯なんですよ、良く予約が取れましたね」と。見ていると客が精算する際に「次の予約」をして帰る客が多く、思い起こせば私が気に入っている店は何処も常に一杯であります。良いものを提供すれば客はついてくる、ということでありましょう。
逆に言うと経営者は手抜きできないとも言えるし、経営者が変わり経営方針が変わると常連が逃げるとも言えるのでしょう。買収して更に良いものにすれば勝ち抜けますが、カネで顧客を買っても顧客は逃げやすいことを肝に銘じるべきでしょう。
では今日はこのぐらいで。



