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「熊本地震   ゴミ問題を1日も早く!」

熊本地震の被災者の方々にお悔やみとお見舞いを申し上げたい。

さてここではゴミ問題を取り上げる。

先日、僕の友人がトラックに支援物資を積み込んで熊本に届けに行った。

先方から大変喜ばれたという。

喜ばれついでにそこに溜まっていたゴミを少しでも持ち帰ろうかと提案したところ、先方の自治体の職員から丁寧にお断りがあったという。

その友人は言う。

「なんで持って行ったらいかんとかあ。帰りは荷台はカラばい。おいたちの持って行ったものの一部はゴミになるけん、申し訳なかけん、少しでもゴミば持って行こうかね、という話やんね、なんでいかんとね」。

相当怒っている。

ほんとそうだと思う。

でも自治体が持ち帰らないでほしいと言うのも理解できないわけではない。

法律では一般廃棄物の処理は市町村が行う、とされている。

ゴミ問題担当の環境省はこう説明する。

「例えば、ある市の市民が大勢で被災地からゴミを山のように持ち帰ってしまったらその市の一般廃棄物の処理施設がパンクしてしまう可能性だってあります。また、生ゴミなどは運搬するのに衛生的な状態で運ばないといけない、ということもあります。だからゴミを運べるのは法律の要件を満たした市町村のゴミ運搬車(パッカー車)だけなのです。」

確かにそうかもしれない。

だからそれを逆手に取れば

「ある自治体がある被災地自治体のゴミ処理を協力しますよ、と協定を結んでその自治体のパッカー車が運べばいい」ということになる。

そうしたら、その協力自治体のパッカー車が被災地まで来て、一定量、被災地のゴミを積み込んで元の自治体に帰り、そこでゴミ処理する、ということだ。

実際にも福岡市や神戸市等のパッカー車が熊本市に来て熊本市のゴミを積み込んで帰る、ということが行われている。これがもっと広がればいいのだ。

佐賀県は支援のカウンターパートが西原村。

ここのゴミはどうなっているのだろうか、と確認したら、佐賀市と鳥栖三養基一部事務組合の2つが手を挙げてくれ、西原村のゴミ処理に協力することになったと言う。

こんな感じで被災地の自治体に協力する自治体が増えてきたらゴミ処理はもっとスムーズに進むのではないかと思う。

被災地の自治体のゴミをどこの自治体が協力するのか。環境省のウェブサイトを見てもどこにも情報はない。

環境省によれば、事務的に調査しているので公表していない、というのだがせめて、それくらいの情報は出して、まだ足りないのであれば世の中に訴えたらいいのではないか、とも思う。

高島市長から熊本市内のゴミの様子を伝えるLINEが届いた。避難所のゴミを集積所に持っていくパッカー車が全く足りず、ゴミが溜まる一方だという。

処理できるのは、他の自治体しかないのだ。

環境省は早く全力を挙げて対応をお願いしたい。もちろん、地元業者としては貴重なゴミを他自治体の業者に持って行かれたくないと思うかもしれない。そういうときのために、去年、確か、災害時には業者からの再委託禁止規定が緩和されたのではなかったか。

とにかく急いでほしい。

食べ物が届くようになったいま、次はゴミだ。

もちろん、僕自身も直接、間接に申し上げているし、明日の自民党での地震対策の会議でも前回に続いて申し上げたいと思っている。

なんとかせんば!

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