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キヤノン、今期見通しを下方修正 円高などで一転減益予想へ

[東京 26日 ロイター] - キヤノン<7751.T>は26日、2016年12月期の連結業績見通し(米国会計基準)を下方修正し、従来3600億円と見込んでいた営業利益予想を3000億円(前期比15.5%減)に引き下げた。

新興国経済の減速によりレーザープリンターの販売が低迷しているほか、円高も影響し、増益予想から一転して減益予想となった。

修正した3000億円の営業利益はトムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト16人の営業利益予測の平均値3417億円を下回っている。

連結売上高は3兆8500から3兆6000億円(同5.3%減)に引き下げた。

4―12月の想定為替レートは、1ドル110円(従来は120円)、1ユーロ125円(同130円)に見直した。円高の影響は、通期売上高で2173億円、営業利益で885億円の収益圧迫要因となっている。

田中稔三副社長は会見で、足元の為替水準について「居心地の良い水準。この水準だと、特別な円高という認識はない」と述べた。

円高の影響のほか、新興国での市場縮小が影響し、レーザープリンターの販売が苦戦している。レーザープリンターは、現行品の出荷を調整していることから、販売は前年を1割程度下回る見通し。一方、産業機器部門は、買収したアクシス社の寄与もあり、増収を見込んでいる。

レンズ交換式カメラとコンパクトカメラの販売計画は、従来計画を据え置いた。

地震の影響でソニー<6758.T>の熊本工場の操業停止が続いており、田中副社長は「ダメージはあると思う」との見通しを示した。ただ、影響度合いについては「数量的にどの程度ダメージがあるかは言えない」とした。

東芝メディカル買収の効果については「独禁法をクリアしなければならず、ここで説明する内容はない」と述べた。また、支配権については「今のところ、支配権は持っていないという認識だ」とした。

一部で、取引スキームに疑問の声が出たことについては「我々は判断できない。いろいろな見解がある。当事者ではなく、周りの意見を尊重したい」と述べるにとどめた。 16年1─3月期の売上高は前年同期比7.0%減の7972億円、営業利益は同39.4%減の401億円だった。

*内容を追加します。

(清水律子 編集:吉瀬邦彦)

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