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来週のドル/円は日銀会合まで下値維持、緩和規模にらみ神経質

[東京 22日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、日銀金融政策決定会合まで追加緩和期待を支えに下がりにくいとみられている。追加緩和があった場合は円安方向、現状維持や緩和策の中身に市場が失望した場合は円高方向に動く余地もあるだけに、市場は神経質になっている。

予想レンジはドル/円が109.00―113.00円、ユーロ/ドルが1.1150―1.1450ドル。

<日銀追加緩和への期待高まる>

28日に結果が発表となる日銀決定会合については、追加緩和の決定がコンセンサスとなっている。長期国債、ETF/J─REITの買い入れ増額などを組み合わせた緩和策になるとの見方が多い。22日にはブルームバーグが、日銀が金融機関への貸出にもマイナス金利適用を検討する案も浮上していると報じ、追加緩和の織り込みが進んだ。

足元でドルは110円台にしっかり乗せているが、市場では「追加緩和による円売りの幅は小さくなったものの、過去最高水準に積み上がった投機筋の円買いポジションが全て巻き戻されたと考えられない」(大手邦銀)として、追加緩和でさらに113円程度まで上値を伸ばす余地があるとの声も出ている。

一方「事前報道があった分、サプライズの演出が難しくなり、結果発表後は材料出尽くし感が広がりやすい」(国内金融機関)との指摘もある。市場の期待に届かない内容にとどまった場合は、円高に振れる展開も警戒されている。

<FOMC声明で米6月利上げが意識されるか>

27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見は予定されておらず、利上げの決定はないとの見方が多い。

3月FOMCでは、米国以外の景気減速が追加利上げを見送る一因となっただけに、今回の声明文で、海外リスクへの言及がタカ派寄りに修正されたり削除されたりした場合は「6月利上げの可能性が視野に入ってくる」(国内証券)といい、ドル買いの手掛かりとなりそうだ。

ただ、米ダウ工業平均30種<.DJI>は年初来高値圏に達しており、6月利上げが強く意識されれば株価が崩れる恐れもある。初期反応でドル買いとなってもその後の金利・株式の動向次第でドル売りとなる可能性もある。

(為替マーケットチーム)

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