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トヨタの新型小型車「パッソ」、ダイハツに企画・開発から生産まで一任

[東京 12日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>とダイハツ工業<7262.T>は12日、約6年ぶりに全面改良した小型車「パッソ(トヨタ名)」と「ブーン(ダイハツ名)」を国内で発売した。従来は両社の共同開発車だったが、新型はダイハツが企画から開発、設計、調達、生産まで一貫して担当したOEM車(相手先ブランドによる生産)となる。

国内市場では軽自動車が約4割を占め、ハイブリッド車の人気も根強い一方、ガソリン小型車の存在感が薄れている。このため、ダイハツが軽で培った技術を生かして商品競争力を高め、ガソリン小型車のてこ入れを図る。

ダイハツは8月にトヨタの完全子会社となる予定で、今後はトヨタの小型車戦略を担う。ダイハツの上田亨・上級執行役員はこれまでは「機種単独での関係だったが、今後は事業という広がりをもって貢献していくことができる」と話した。

新型パッソ・ブーンについては、完全子会社化の方針が打ち出される前から開発が進められていたが、上田氏は「軽を基点とした小型車開発に一歩踏み出す」ための車と紹介、「1ミリ、1グラム、1円にこだわった軽のノウハウをあますことなく取り入れた」ことで原価低減ができたと語った。また、トヨタからは顧客の要望などは伝えられたが、技術面での関与はなかったという。

新型車は1リッターエンジンのみで、燃費はリッターあたり28.0キロと排気量660cc以上のガソリン車(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車などを除く)でトップ。ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシストⅡ」も搭載した。樹脂を用いるなどして車両全体で50キロ軽量化した分を原資とし、車両重量は維持しながら剛性を高めるなど基本性能を向上させた。

生産はダイハツの池田工場(大阪府池田市)で、月間販売目標はトヨタが5000台、ダイハツが1000台。両ブランドの価格は約115万円からで、同じグレード比で従来モデルより約10万円低く抑えた。

(白木真紀)

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