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リビア情勢(ユダヤ人の復帰反対デモ)

リビアにも他のマグレブ諸国と同じようにかってはユダヤ人が少数派として住んでいましたが、イスラエル建国後は殆どイスラエルに移民して、現在はユダヤ人はいないだろうと思われます。

しかし、このブログで紹介した通りカッダーフィとイスラエルとの間には関係がありそうで、読者の方からも彼のお祖母さんがユダヤ人であった(と言うことは母系家族主義のユダヤ教では彼もユダヤ人になる)と言う情報も寄せられていました。

しかし、その話とはどこかで矛盾するのですが、リビアでカッダーフィ政権崩壊後リビアに戻ってきたリビア出身のユダヤ人が、トリポリのユダヤ教会を企てた所、殺すと言う脅迫状を受け取ったというニュースがイスラエルの新聞に出てきました。

この点に関して、7日付のal jazeerah net とal qods al arabi net の記事は、7日ユダヤ人の復帰に対する反対デモがトリポリであったと報じています(al qods al arabi によればごく少数の)。

デモ参加者はユダヤ教教会の復元に反対し、ユダヤ人のリビア復帰に反対していますが、仮に復帰する場合の条件として

・イスラエル国籍からの離脱(イスラエル方ではユダヤ人はイスラエルに足を踏み入れた瞬間にイスラエル国籍を貰えることになっているので、この要求は余り意味ないが)
・シオニズムと占領国家イスラエルを支持しないとの宣言
・カッダーフィと関係しなかったこととカッダーフィから資金を受け取っていないとの証拠
・パレスチナ人の故国復帰の権利の承認
を上げているそうです。

このうちカッダーフィとの関係の否認、と言うところが面白いですね。

なお、記事によれば、リビアには昔多くのユダヤ人が住んでいたが、その後移住のためその数は減り、1948年にはトリポリで29000人から13000人に、barqaで4000人から200人になったとのことです。その後は独立リビアに移住を待つ4500人のユダヤ人がいたとのことです。

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/F1213BF7-DFC0-436B-ACEB-7F50A46C7FEC.htm?GoogleStatID=9
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-10-07-05-40-03.htm

記事は以上ですが、白状すれば、私もチュニジアとモロッコなどのユダヤ人については聞いていましたが、リビアのユダヤ人と言う話は知りませんでした。ましてカッダーフィユダヤ人説に至っては、初耳でした。

いや、中東と言うのは奥が深いですね。

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