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- 2011年10月03日 20:58
エジプト政治の裏取引(将軍達に対する恩赦問題)
日付のle figaro internationl net の記事は、エジプトのタハリール広場での表向きの政治ショーの裏で、より重要な取引がこっそり行われようとしている、として、民政移管後の現在の最高軍事評議会のメンバーに対する恩赦問題を取り上げています。
前から、この記事でも指摘して来たように、ムバラク政権と言うのは基本的には、ナセル大統領以来の軍の統治体制で、チュニジアやリビアと違って、ムバラク一人の独裁体制と言う訳ではありません。何しろ、最高軍事評議会のタンタウィ議長は(確か20年近く)国防大臣大臣をやってきた訳ですから、ある意味ではムバラク体制の人物そのものです。
従って、彼らが民政移管後の自分たちの身の安全保障に関心を有するのは当然で、この記事はその問題が正しく民政移管を遅らせてきた問題だとしていますが、この議論はことの本質をついているように思われます。
そして、将軍達の恩赦(裁判からの保証)について、陰でこっそり取引が始まっていると論じています、その辺のことは事の性質上余り具体的な言及はありませんが、他にこの記事のように本質的問題を論じたものにはお目にかかったことがないので、非常に興味があるので、記事の要点のみご紹介します。
前から、この記事でも指摘して来たように、ムバラク政権と言うのは基本的には、ナセル大統領以来の軍の統治体制で、チュニジアやリビアと違って、ムバラク一人の独裁体制と言う訳ではありません。何しろ、最高軍事評議会のタンタウィ議長は(確か20年近く)国防大臣大臣をやってきた訳ですから、ある意味ではムバラク体制の人物そのものです。
従って、彼らが民政移管後の自分たちの身の安全保障に関心を有するのは当然で、この記事はその問題が正しく民政移管を遅らせてきた問題だとしていますが、この議論はことの本質をついているように思われます。
そして、将軍達の恩赦(裁判からの保証)について、陰でこっそり取引が始まっていると論じています、その辺のことは事の性質上余り具体的な言及はありませんが、他にこの記事のように本質的問題を論じたものにはお目にかかったことがないので、非常に興味があるので、記事の要点のみご紹介します。
なお、興味のある方は仏語ですので(アラビア語ではない)下記の記事を直接ご覧ください。因みに私は仏語はきちんと習っていないので、下記の要約もかなりいい加減な可能性が強いので、ぜひ原文に当たられた方が良いと思います。http://www.lefigaro.fr/international/2011/10/02/01003-20111002ARTFIG00228-la-transition-se-negocie-en-egypte.php
表面舞台のタハリール広場では、政治的取引が華々しく行われている・・・即ち、民政移管日程、旧体制者の排除問題、非常事態の廃止、イスラム主義者の勝利に備えての超法規的な宗教国家の阻止等である。
しかし、これと同じくらい重要な話であるが、舞台裏ではこっそりと民政移管後の最高軍事評議会の将軍達の恩赦に関する取引が行われている。
幾人かの高級将校はムバラク時代に、武器または土地の取引で不正利得をしたことが、疑われている。民政移管後、その責任を問われる危惧が旧体制との完全決別の足枷になっている。
抗議運動家は、「このため軍事評議会は彼等の決めた規則で選挙をするか、今後とも評議会が権力を握るかの2者択一を迫っている」と言う。
このためムバラクの裁判も遅々として進まない。ムバラクが有罪になった場合、どうして彼の国防大臣を20年もしたタンタウィが無事でおれようか、と弁護士の一人は言う。
この問題は殆ど公に議論されていないが、将軍達の恩赦が必要として、具体的にはそのこと{将軍達の恩赦)を明確に名指しせずに、厳粛にこれまでの軍の功績をたたえると言う形で処理されるかもしれない。
軍人を民間裁判では裁判できないと言う憲法改正も一つの方法であろう。
将軍達の恩赦問題については、既に中道al wasat党が、将来の大統領の役割としてその恩赦問題を取り上げている。
革命青年は、この将軍達の恩赦には乗り気ではないが、民政移管のための代価かもしれないと言うものもいる。
革命勢力の要求については先日、最高軍事評議会のNO2のSami Annanが大方の受け入れをやくしたが、彼の約束については未だに慎重な見方が強い。
Sami Annanが彼の言葉を守るか否か見極めようと言うのである。



