北島選手お疲れ様でした。感動をありがとうございました。若手も育っていますので、本当いい選手人生だったのでしょう。これからの第2の活躍をお祈りします。
100mで標準タイムを超えたのだからと少し報道がありますが、これだけ強くなった日本水泳がやってきたルールです。北島選手が納得されているのですから、ファンは声はあげてもいいとは思いますが強制はできません。
それに対し、バドミントンの違法カジノ問題。いろいろ考えなければいけません。木曾さんがその問題点については専門家として解説されていますので是非を問うつもりはありません(アスリートが違法賭博に手を染める最大のリスク)。ウェイクアップ!ぷらすで中田さんが言っているように、たとえ海外で合法で遠征先で自由に行えたとしても日本では違法でそのルールを律することが望まれているのです。
事実はこのようなものです。
田児選手は平成26年10月から27年3月にかけ、東京都墨田区の違法カジノ店に月10回程度訪問。さらに27年5月から今年1月までは、横浜の違法カジノ店に月数回程度通い、賭博行為をしていた。桃田選手は田児選手の紹介で、墨田区の違法カジノ店を訪問。月6回程度の頻度で賭博行為をしていたという
ここで問題にしたいのは、その報道のタイミングとやり直しの機会の与え方についてです。貴闘力さんが自分の経験をもとにギャンブル依存症について最近テレビ等で発言されています(元貴闘力が明かした赤裸々すぎる「ギャンブル依存症人生」が衝撃すぎると話題に)。また生活保護なのでもそうですが一つの病気としてのパチンコ依存症も言われています。つまり人間にとってギャンブルはその環境に陥ると理性が感情に負け、依存状態に陥ってしまう生き物なのです。そして失敗し反省し学習し成長していく生き物です。理性は常に勝つものではありません。
バドミントンと言うスポーツに秀でた活躍をしていた1人のアスリートが、怪我をきっかけにギャンブルを行い、試合、練習での緊張感、プレッシャーをまぎらすためにそれにはまっていってしまった。パチンコ、競艇、競馬、競輪であれば許されるが、カジノはダメ。海外であればいいが日本はダメ。つまり絶対的な悪というものではない価値観での処罰になります。
暴力団に流れるのだからダメというのはわかりますが、じゃあそれを取り締まれていない警察はと他人に責任をなすりつけたくなります。
そして先輩から誘われ数回行き、その後反省し行くのをやめて1年以上行っていない後輩。処罰は必要だが情状酌量はできないのだろうかと考えてしまいます。
そして今回のスクープの産経。武士の情けはないのかな。少なくとも1年以上前の話だよ。オリンピック後じゃダメだったのかな。(すいません。甘い日本の親父です。メダルを取ったら報道できないなども考えられますね)
絶対的価値観というものが揺らぎまくっているこのグローバルな時代。若いアスリートに、しかもあれだけの反省を見せた若者に、罰を与えることは仕方ありませんが、寛大な処置をお願いしたい。失敗した人に立ち直るチャンスを! (情状を考えると、税金を使う費用等は別にして、オリンピックに後輩だけでも行かせていいのではと個人的には思います)あの泣いた理事頑張れ。世論を味方に。
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- 2016年04月09日 09:32