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レバノン元大臣の有罪確定(シリアからの爆薬の持ち込み)

アラビア語メディアはいずれも、8日レバノン軍事上級裁判所(軍事裁判では最終審の由)で、元レバノン情報大臣michel salaha に対して、懲役13年と公民権はく奪等の刑が出され、彼の有罪が確定し、即日収監されたと報じています。

この事件は、そもそも2012年8月、彼がシリアの情報機関の指示で、レバノン政治家、宗教家、シリア武装グループ等に対して使用する目的で、爆薬及び資金を受け取り、それをメルセデスのトランクに隠してレバノンに持ち込んだところを逮捕されたもので、その後軍事裁判にかけられたが、彼と共同の容疑者として提訴されたシリアのセキュリティ・サービスの長の、ali mamlukがシリアに居て、出廷しないためや、そもそもこの事件がシリア情報部のたくらみであったことから、シリア・レバノン関係に関係したりで、裁判が伸びたり、彼も拘束されたり、釈放されたりしていたが、今般軍事法廷の最上級審で、有罪が確定したものだとのことです。

判決後ハリリ元首相(彼の父親の元首相もアサドの命令・・と言われているがもちろん確定はしていない・・・で、ベイルート市の中心も中心の殉教者広場で爆死した)は、判決を歓迎し、元大臣は彼の行くべき場所(要するに監獄)に行くことになったとのコメントを発した由。

http://www.alquds.co.uk/?p=512631

http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2016/04/08/لبنان-الحكم-على-ميشال-سماحة-بالسجن-13سنة.html

http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/4/8/السجن-13-عاما-للوزير-اللبناني-ميشال-سماحة

2012年の前後には、レバノンでは不審な爆発事件等が続発し、反シリア派の人物が多数暗殺され、それらの大部分はシリアの情報局の仕業だとみられてきたが、確証がなかったところ(かなり前にも書いたが、ハリリ首相暗殺に関する裁判もうやむやになっていたと思う)、今回の有罪判決の確定は、その他の事件の背景へも光を与えるものかもしれません。

この事件、時々ニュースになっては、また消え、また現れるという状況が長年続いたもので、まじめにフォローなどしていないので詳しい内容は知りませんし、また以上の記述も若干正確さに欠けるところがある可能性もあるにつき、念のため。

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