イエメンのアルカイダ(アラビア半島のアルカイダ)の脅威が指摘されていますが、それと同様に危険とされているのが「マグレブ・イスラム諸国のアルカイダ」ですが、15日付のal qods al arabi net の記事は、このアルカイダがアルジェリアで操業する外国石油会社の航空機をsam ミサイルで狙う危険があると報じています。
これは、元はアルジェリアの新聞の報じるところのようですが、マグレブ諸国及びサーヘル諸国にある米大使館に対し、米国安全保障局から電子メールにて警告が入ってきて、そのコピーがこれら外国会社にも配布されたとのことです。
それによると、アルカイダはロシア製の地対空ミサイルsa5及びsa7を多数入手し、これを特に米、英の会社の航空機(賃貸のものも含め)を狙うとのことです。
(確か、このうちsa7はロシア製の有名な肩撃ち式ミサイルで、確かリビアでも多数が行くへ不明になっていると報じられていたかと思いますが、sa5の方は高度・中高度用のミサイルのはずで、何らかの間違いではないかと思いますが、記事のまま)
また、記事によるとアルカイダは油田の破壊を狙っているのではなく、そこで操業している外国会社の人員を狙ったテロを計画しているとのことです。
また、記事は別のソースを引用して、最近アルジェリア当局がリビアからのミサイルその機材の密輸に関係していた外国人と接触した3名を逮捕したと報じています。
なお、記事によれば、アルジェリアでは1992年以降、油田を狙ったテロは生じていないとのことです。
記事の要点は以上ですが、これもやはりリビア情勢の近隣諸国に対する影響でしょうか?
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2011-09-15-08-15-32.htm
記事
- 2011年09月15日 19:55