- 2016年04月02日 19:06
米3月新車販売台数、年率では約1年ぶりの1700万台割れ
2/32016年の新車販売台数につき、自動車価格情報サイトのトゥルーカーは「1800万台」を予想する。ただし、伸び率は3%台とし、2015年の5.7%を下回る見通しだ。以下、ビッグ3をはじめメーカー別動向。
GMは前年同月比0.9%増の25万2128台となり、市場予想の6.4%増を下回った。6ヵ月ぶりに減少した前月からは、増加に反転した。小売販売台数では5.9%増の19万3524台で、小売部門シェアは1−3月期に1%上昇し、16.4%となる。4大ブランド別では、1−2月に続き2ブランドで増加した。詳細は、以下の通り。
・GMC 6.9%増の4万4585台、前月から増加に反転
→小売販売台数では12.8%増の4万318万台と、2005年以来で最高を達成。SUVの「ユーコン」が27.5%増の3394万台、「ユーコンXL」も22.8%増の2427万台となり、小売販売台数では2008年以来で最高を遂げた。
・シボレー 1.4%増の17万6283台、3ヵ月ぶりに増加に反転
→小売販売台数は6.8%増の12万5920台で、11ヵ月連続で増加した。新型の小型車「マリブ」が33.3%増の2万2058台で、小売販売台数では1−3月期に1980年以来で最高を遂げている。また「サバーバン」も小売販売台数で2008年以来で最高を達成。ピックアップ・トラックの「シエラ」も23.9%増の2万1258台と、2桁増へ切り返した。
・ビュイック 11.3%減の1万18207台、4ヵ月ぶりに減少に反転
→SUVの「アンコール」が13.7%増だった程度で、「エンクレーブ」の10.0%減など減少が目立つ。ただ1−3月期の小売販売台数は9%増で、2004年以来で最高に至った。
・キャデラック 5.1%減の1万3053台、前月から減少に反転
→SUVで売れ筋の「SRX」が18.6%減の4071台となり、その他の増加を打ち消した。
日本とインド市場からの撤退を決定したフォードは前年同月比8.0%増の25万4711台となり、市場予想の9.4%増から減速した。10年ぶりの高水準に達し、1−3月期では9%増の64万5626台と2006年以来の高水準となる。2大ブランド別では、前月に続きそろって増加した。詳細は、以下の通り。
・フォード 7.8%増の24万5022台、前月から増加に反転
→アルミ製ボディのトラック「Fシリーズ」が9.1%増の7万3844台と、2ヵ月連続で増加し単月では2007年以来で最高を果たした。そのほか、トラック・SUVが好調で「エスケープ」が2万8521台、「エクスプローラー」も4.0%増の2万1605台だった。一方で、小型車の「フォーカス」が9.2%減の1万8618台とその他の車種では軟調だった。
・リンカーン 11.4%増の9689台、4ヵ月連続で増加
→新型「MKX」が87.9%増の2771台と、4ヵ月連続で大幅増を迎えた。
フィアット・クライスラー・オートモビルは前年同月比8.1%増の21万3187台となり、市場予想の14%増に届かなかった。ただ前年比プラスは72ヵ月連続で、単月ベースでは2006年以来の高水準。5大ブランド別では、1−2月に続き3ブランドが増加している。詳細は、以下の通り。
・ジープ 15%増の8万2337台、30ヵ月連続で増加
→単月ベースでは、2013年11月以来続く過去最高をたどる。新しく投入された「レネゲード」を含め6車種中、5車種が増加しつつ、前月の全て増加から後退した。「チェロキー」、「ラングラー」、「レネゲード」が過去最高に達し、特に「レネゲード」は837%増の8832台と飛び抜けて高い伸び率を示した。
・ドッジ 11%増の5万1149台、6ヵ月連続で増加
→単月では、2年ぶり高水準。主力の「キャラバン」が117%増の1万2925万台と勢いづいたほか、「デュランゴ」も25%増の7651台と支え、「ダート」(44%減の5349台)、「チャレンジャー」(12%減の5369台)の減少を打ち消した。
・ラム 11%増の4万9900台、4ヵ月連続で増加
→単月では、2004年以来で最高を達成した。「プロマスター」、「プロマスター・シティ」がそれぞれ過去最高を遂げ全体を押し上げている。
・クライスラー 26%減の2万1,056台、2ヵ月連続で減少
→ミニバン「タウン・アンド・カウンティ」が148%増の1万3586台だったものの、セダン「200」が68%減の6176台へ沈んでいた。
・フィアット 24%減の3422台、3ヵ月連続で減少
→新型「500X」が伸びたものの、「500」や「500L」がそれぞれ55%減、56%減だった。
・クライスラー 13%減の2万6236台、2ヵ月連続で減少
→ミニバン「タウン・アンド・カウンティ」が39%増と2008年以来で最高だったものの、セダン「200」が63%減と全体を抑えた。
日本車では、トヨタが2.7%減の21万9842台と市場予想の5.6%増を下回り減少に転じている。ブランド別では、トヨタとレクサスがそろって減少した。営業日ベースでは、全体で9.9%減だったという。詳細は、以下の通り。
・トヨタ 2.7%減の18万9644台、前月から減少に反転
→引き続きSUVやトラックが牽引し、日本では来春に販売・生産を打ち切る計画のSUV「RAV4」が15.1%増の2万9045台と5ヵ月連続で単月での記録を塗り替えた。もっとも、主力のセダンが弱く「カローラ」が8.4%減の3万2556台、「カムリ」も9.3%減の3万6991台だった。
・レクサスは2.8%減の3万198台となり、前月から減少に反転
→SUVやトラックは底堅く、4車種中2車種で2桁増を果たす。乗用車部門は軒並み減少しており、7車種中6車種が減少。そのうち4車種が2桁減だった。
ホンダは前年同月比9.4%増の13万8221台となり、市場予想の17%増より上げ幅を狭めた。ブランド別では、1−2月に続きホンダと増加しつつ、アキュラも増加に転じている。詳細は、以下の通り。
・ホンダ 10.5%増の12万3369台、3ヵ月連続で増加
→単月で最高を達成。セダンが好調を維持しており、新型「シビック」が21.8%増の3万2855台と4ヵ月連続で2桁増と全体を支えた。「アコード」も17.3%増の3万523台と好調、ただしミニバン「オデッセイ」が0.1%増の1万1224台と減速し、SUVの「CR-V」に至っては3.2%減の2万6730台と減少に転じた。
・アキュラ 1.7%減の1万4852台、前月から増加に反転
→「RDX」が34%増の5310台と加速したものの、2月に続き「ILX」以外セダンとトラックともに減少が目立つ。
日産は12.7%増の16万3559台となり、市場予想の11%増を追い越していった。2大ブランドは、そろって増加。詳細は、以下の通り。
・日産 13.0%増の14万9784台、6ヵ月連続で増加
→単月で過去最高に。SUV・トラックで主力の「ローグ」が1.1%増の2万7713台と小幅ながら堅調なペースを保ったほか、「ムラノ」が56.1%増の8657台と支えた。「フロンティア」も15.0%増の8198台と、好調。新型のセダン「マキシマ」は138.7%増の6588台と前月に続き3桁増を記録し、主力の「アルティマ」も3万4856台と加速している。
・インフィニティ 10.0%増の1万3775台、3ヵ月ぶりに増加
→SUVの「QX60」が20.4%増の3905台と増加に転じたほか、セダン「Q50」も43.3%増の5590台と大幅増を遂げた。
その他の海外メーカーでは、フォルクスワーゲン(VW)が10.4%減の2万6914台だった。排ガス不正が発覚した2015年9月、および同年10月は値下げ効果もあって小幅な増加にとどまったが、同年11月にガソリン車にも火種が及んだ影響からか4ヵ月連続で減少。また前月比で価格が大幅に下落したものの、2桁減が続く。ただしアウディが7.5%増と増加トレンドをたどり、グループ全体では4.1%減へ下げ幅を縮めた。ヒュンダイは0.4%増の7万5130台と2ヵ月連続で増加したが、キアは0.8%減の5万8279台だった。
自動車メーカーからディーラーへの1台当たりインセンティブは、前年同期比284ドル上昇(10.4%上昇)した。販売価格に対する割合では、平均で9.1%と前月の8.4%から上昇しつつ、前年同月の9.3%には届いていない。今回は日産のほかキアが12%台で最も高く、逆に最も低かったメーカーはスバル、ホンダだった。高級車ではダイムラーが最も低く、逆にBMWの高水準が際立つ。
画像を見る
(出所:Truecar)
- My Big Apple NY
- ウォールストリート発のアメリカ情報サイト



