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弱者を知らない者たちの差別意識

「売春合法化」について書いたライジングのコメント欄で、想像力が完全に欠如した馬鹿が反発している。
馬鹿というのは言い過ぎかもしれない。
弱者のことがまったく分からない甘えたガキと言うべきだ。 

例えば、乙武氏は性欲を自分で処理することができない。
これに想像が及ばない者が、健常者と同じ感覚で批判しても無意味だ。
重度の身障者だからこそ、民間人ならば、わしは乙武氏を大したものだと褒めたはずと言ったのだ。
権力欲さえ持たなければ、超肉食系で女を口説きまくっていても構わなかった。

乙武氏には性欲の処理にも介護が必要なのだ。
AVを見ても、手も足も出ない乙武氏には、性欲の処理はできないから、生身の女性に相手をしてもらうしかない。
これは切実な問題だ。 

「週刊文春」の記事によれば、乙武氏の妻が子育てに追われて、夫の夜の営みに対応できなかったのだという。
だから責任を感じたのだという。
わしはそれでも妻が謝罪すべきではないと思うが。 

乙武氏の場合、妻が拒否すれば、取れる方法は2つだ。
風俗に行くか、素人の女性を次々に口説くかだ。 

普通の身障者ならば、風俗で処理してもらうだろう。
身障者の場合、「処理」とは「介護」と同義になる。
男が全員、自分で処理できる健常者ばかりではない。
性的な介護が必要な男もいるのだ。 

そのような男の相手をしてくれる女性は、「看護士」に準ずる職業だと言える。
だからこそ、性風俗は「職業」として認知してあげればいい。
社会が必要な「職業」じゃないか! 

そして女性の側から考えても、売春という「職業」がどうしても必要な弱者はいるのだ。
そのような女性がどんな人なのかまでは説明しない。
世の中のほとんどの者が、残念ながら弱者の現実に想像を巡らせることができない。
男にも、女にも、どのような弱者がいるかを知らないのだ。
「世間知らず」のガキばっかりが男にも女にもいる。
だから無意識のうちに、驚くべき差別的な発言をしている。 

わしは大学時代に、肉体労働のアルバイトばっかり経験したおかげで、最下層の労働者の現実を見てきた。
やくざ者がウロウロしている博多の裏通りの喫茶店で、アルバイトをしていた時期もあったから、どんな男女がそこで生きているかを知っている。
多分、新宿で働いて、男女の生態を観察してきた泉美さんも、わしが見てきた「人間社会の裏の実態」を知っているだろう。 

そして、わしは「売春合法化」に関しては分からせること自体が不可能だと今は感じている。
わしの読者にしても、陽の当たる社会しか知らないようだ。
感想がいちいち幼稚で見ていられない。
みんな「お花畑」で育って良かったね、と言うしかない。
しかし、そういう者たちは、本当に弱者に対して、無情だなと思う。

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