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トルコ・イスラエル関係(国際司法裁判所への提訴)

マルマラ号事件に関する国連報告書(リークされたもの)に関するトルコの反応については昨日お伝えしましたが、報告書がイスラエルのガザ海上封鎖は国際法に反しないとしたことについて、トルコは全然意見を異にするとして国際的に問題にすることを、大統領自体が表明していましたが、3日付のhaaretz net 及び同al qods al arabi net の記事は、トルコ政府は本件をヘーグの国際司法裁判所に提訴すると報じています。

その中でもhaaretz は、トルコ外相はイスラエルの海上封鎖の合法性を争うために、早ければ来週にも国際司法裁判所に提訴すると語ったと報じています。
同外相はトルコラジオに対して、国連報告書は元NZ首相の個人的意見であって、国際法に関する油研解釈ではないと考えており、それを決めうるのは国際司法裁判所であると考えており、トルコの立場のみならず、国際的正義を守るためにも、裁判所に問題を提起すると語ったとのことです。

記事の国際司法裁判所に関する部分は以上の通りですが、報道の通りであれば、両国間の問題の一つは司法の場で争われることになりそうですが、国際司法裁判所に関しては管轄権の問題があり、基本的には双方がその管轄権を受諾しない限り(受諾の方法にはいろいろあるが)裁判所には管轄権はないことになっており、単純に裁判手続きに移行するというものでもありません。
またこの問題が国連海洋法の問題であれば、両当事国が先ず平和的解決の手続きを取り、その後の義務的解決にあたっても国際司法裁判所の他、海洋法裁判所、仲裁裁判等の手続の中から一つを選ぶことになっていたと思いますので、どういうことになるやら、まだ先のことだと思います。

いずれにしても、トルコにも優秀な国際法学者がおり、その面では名うてのイスラエルの間で、どういう攻防があるか注目されます。

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/446CC4CA-6460-4D69-9ECF-77C401643B2F.htm?GoogleStatID=1
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/turkey-to-refer-israel-s-blockade-of-gaza-strip-to-the-hague-1.382330

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