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日本が嫌ならば出ていけばいい

人の揚げ足を取って叩くのが今の日本の風潮である。まあ、それはどこの国でも似たようなものだけれども。プライベートもなにもあったものがない時代。一方で普通の生活でもそれなりに満足できる時代でもある。そんな時代に誰が公職について世の中の役に立とうと思うだろうか。誰が、ビジネスの世界で何かを成し遂げようと思うだろうか。それでも・・・と思う人はよほどの変わり者だろう。そんな話は前回した。

そういえば、最近は保育所に入れないから日本死ねというのが流行りらしい。まあ、少子化が日本国の最大の課題なのだ。その少子化対策に俺(私)は貢献しているのだから、税金をいくらつぎこんでも俺(私)のために子供を保育所に入れろというありがちな権利の主張に過ぎないのだが、これが今のに日本では大うけらしい。政府も選挙に向けて大慌てになっている模様だ。

アホらしい話である。

過去にも書いたように少子化は何も問題ではない。少子化と経済成長は大して関係はない。少子化だから我々は豊かになれないわけでは決してない。子供が減っても一人当たりのGDPが成長していれば我々は豊かになっているわけで事実として日本はそうなっている。10年前、20年前と比べて我々の生活はあらゆる面で快適になっているはずだ。

そして子供を産まない、あるいは少ない子供でいいという選択肢は我々が選んできた道だし多くの先進国で生じている傾向だ。要は経済が豊かになれば人間は子供をほしくなくなる。ただそれだけのことなのだ。みんなが自分が幸福になる選択をしているのに何が問題なのだろうか?

子供がほうが有利な業界の人は少子化にうるさいかもしれないが人口が減ることだって悪くないし、高齢化が進むことで利益を得る業界も数多くあるわけで少子化そのものが経済成長の面から大きなマイナスであるはずがない。

ただ、膨大な政府債務の返済が不可能になるというだけだ。だが、もはや返済できないレベルの政府債務なのだからさっさと破たんしたほうがいいと考えるのは僕だけではないだろう。

子育てが昔から大変なのは言うまでもない話だ。わかって子供を産んでいるのに保育所に入れないから日本死ねなどという下品な言葉を使うのは日本人の品性が低下している表れだろう。

勿論、保育所に入れるかどうかは生活にかかわる大きな問題だし、その選考方法に問題があるかもしれないのは承知の上だ。

だが、それだったら保育所に入りやすい地域を選ぶという選択肢もあるはずだし、そもそも保育所に入りにくいかもしれないことは最初から分かっていたはずだ。また、いやかもしれないが両親を呼び寄せるとか一緒に住むという選択肢も人によっては選択可能なはずだろう。自分たちで工夫する余地はないのだろうか?

細かい話は過去にそれぞれ詳細に論じてきたのであえてこれ以上はしない。だが、子供というのは私的なメリットがあるから産むという面も強いわけだ。そして少子化は本質的に日本経済の根本的な問題でもない。それなのに、子供を産んで俺は偉いのだ。だから保育所に入れないのはおかしい。コスト度外視で税金をどんどんつぎこんで俺の子供が保育所に入れるようにしろというのはまったく非合理的だし日本の今の病理を象徴していると思うのは僕だけだろうか?それに対して子供がいない人たちや苦労して自分の力で子育てをしてきた人たち。迷惑や面倒を覚悟で自分の親に子育てを手伝ってもらって人たちが何かおかしいのでは?と声を上げられず政治家がすぐに出てきて待機児童ゼロを目指すと騒いで税金を湯水のようにつぎこむ社会は正しいのだろうか?効率性/公平性のいずれの観点からも個人的には大いに疑問である

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