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カッダーフィ一族の甘い生活

かってカッダーフィは、ジャマーヒリーヤは平等な人民の国だとして、その生活も質素で、テントに暮らすことを好むなどという宣伝をして、カッダーフィやその家族が、一般リビア人の生活とはかけ離れた豪華な生活をしてはいない、という宣伝を好んで流していました。

この宣伝も、彼の息子のセイフルイスラームの豪華なパーティ生活やハンニバルの欧州でのスキャンダルで、どうも嘘らしいというということがうすうす解りだしてはいましたが、革命で彼ら一族の資産の額が公表されたり、特にトリポリが陥落してカッダーフィの多くの「宮殿」が外国放送などで、その豪華さが暴露され、完全に神話に過ぎなかったことが明らかになったと思います。

この点で、8月31日付のal jazeerah net の記事は、トリポリから西へ12㎞のカッダーフィ一族専用の専用リゾートであったrigataリゾートの様子を紹介していますが、かって一般人は絶対に近寄れなかったこのリゾートは、カッダーフィ一族及びその周辺のものだけが利用できた多くのリゾートの一つに過ぎないが、とにかく内部に残されたものは、金で縁とられたテーブル、シャンパンとクリスタルグラス、衣服から靴まで世界最高のブティークの贅沢品等、一般の貧しいリビア人の生活とは別の世界であるとコメントしています。

まさしくカッダーフィ一族の「甘い生活」ですが、このような映像が一般に広められ、誰でもが見れるようになると、さすがのカッダーフィ神話も崩れ去ることになるのではないでしょうか?

多くの豪華宮殿を抱えていたという点ではイラクのサッダム・フセインと同じですが、カッダーフィの方が質素な生活ということを宣伝材料にしていただけに、より悪質かもしれません。

尤も、ずいぶん昔から自分だけは、シャネルかどこかのデザイナー軍服を着て、外国ではひんしゅくを買っていたカッダーフィのことですから、豪華生活好みで質素な生活とは無縁な男であることを見抜けなかったのは、こちらの手落ちであったのでしょう。

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/B3E0FFF1-136D-4639-8B2B-25BED2C9F483.htm?GoogleStatID=9

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