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「キリバスのマツコ・デラックス」

前回の続きでキリバスのことを書く。

キリバスでは、生まれた子供が男ばかりの場合は、末子を女の子として育てる風習があるそうだ。

私のキリバス滞在中、親切にお世話してくれたのはラビータさんであった。真っ赤なルージュを引ききれいに化粧した姿に女性だとばかり思っていたが、実は男であった。

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ラビータさんと

写真のように、人気タレントのマツコ・デラックスさんに似ている。キリバスのマツコさんはゲイであることを隠さない。フェイスブックでもはっきりと表明されており、誰でも私のことを正しく知って私の立場を理解してほしいと訴えている。

日本のマツコ・デラックスさんとは数回食事を共にしたことがあるが、実によく勉強されており、さまざまな社会課題についてもしっかりした意見を持っている。何でも知ったかぶりをするコメンテーターとは一味違う、好感の持てる人である。超多忙の中でも、休日には一人、部屋で勉強に余念がないと話していた。

話題を盛り上げるために日本財団のイケメン二人を同席させたところ、「太股(ふともも)に始終手を置かれ、緊張して何を食べたかも記憶にありません」とは、後日の二人の述懐であった。次回は私が彼女?の隣に座ろうと思うが、マツコさんは私の太股に手を置くだろうか?
77歳ではねぇ・・・。

ハンセン病対策について協力を要請したところ、「私は全身全霊で協力したいの。だから今のように多忙で、片手間で協力するのは私の気持ちが許さないの。分かってくれる?」。どんな人気者でも潮時があることを彼女?は理解していた。ただ、彼女が10年後か15年後、ハンセン病活動に協力してくれる頃には、私の足は衰えていることだろう。彼女の立派な背中にしがみついて世界の僻地を旅する日を今から夢見ている。

最近、LGBTが報道でもよく取り上げられるようになった。女性同性愛者( Lesbian レスビアン)、男性同性愛者(Gay ゲイ)、両性愛者(Bisexual バイセクシュアル)、性同一性障害を含む性別越境者などの人々を意味する頭文字である。渋谷区では同姓カップルを「結婚に相当する関係」と認める「パートナーシップ証明者」を発行するようになった。世田谷区では「パートナーシップ宣誓受領書」の交付が開始された。いずれ各地方自治体にもLGBTの理解は拡がっていくことだろう。

ところで、モーターボート競走は、原則、男女混合の世界で唯一のプロスポーツである。かつて、性同一性障害に悩む女子選手の対応についての記録があるので、以下掲載する。2002年、今から14年も前のことである。

「性同一性障害者に悩む女性選手の安藤千夏を、今後男性として登録してレースに出場させることを発表した。同連合会は、当初は性同一性障害者による性別変更を認めていないとして却下する方針を固めていたが、同選手の人権を重く見た笹川が、本人の希望を受け入れ登録変更を断した。スポーツ界で性別の変更が認められるのはきわめて珍しいことであった。」

2002年3月29日付け読売新聞ではこの時の対応について、日本精神神経学会の「性同一性障害」特別委員会の中島豊爾(とよじ)・岡山県立岡山病院院長が「競技スポーツの世界でこうしたケースは聞いたことがない。性別の戸籍変更が認められないなど、性同一性障害の社会的理解や認知が進まない現状で、この決断は大変すばらしい」とコメントした内容が掲載されている。

今でも当時としては画期的決断であったと思うが、その後、2009年1月21のブログで「同性愛!! 二大超大国 アメリカと中国」なるブログを掲載したところ、文章の未熟さから多くの批判を浴びることになり、お詫びのブログを掲載したこともある。

最近行われたミャンマーの総選挙では、宝石商で成功したレスビアンの女性がNLDから当選した。ミャンマーの人はこのことをよく知っているが、別に驚くこともないそうだ。日本駐在の外国大使にも、パートナーが同性の方もいる。

私はブログとその批判も含め、一切消去しない主義なので、今も掲載したままである。ブログの書き手の中には、都合の悪いことは消去する人もいるらしい。最近、原発廃止論者なのに、大臣に就任したらこのブログを停止した方もいる。人それぞれである。

昨年、日本財団が派遣した女子聴覚障害者のアメリカの大学での研究テーマはLGBTであった。

隔世の感である。

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