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結党大会における山尾政調会長の「頑張ろーコール」に思う

「民進党」が発進した。

20年とはいえ、それなりの役割を果たしながら歴史を刻んで来た政党が、党名を変えて出発することは容易なことではない。

逆に言えば、その選択しか残っていなかったとも言える。

党大会ではあちこちで微妙な握手があった。しかしそのわだかまりに留まっていたら、前には進めないことを、あの会場にいた誰もが知っている。

その上で、確かにひとつのハードルを越えたのだと思う。

代表、幹事長が変わらない中で、「新党」らしさを出したのは山尾志桜里政調会長の就任であった。

2009年初当選同期として、心から応援したいと思う。

結党大会の最後を締めくくったのは、彼女の「頑張ろうコール」である。

その際、山尾さんは「緊張している」と声を震わせた。

いつもの歯切れのよい口調ではなく、口元とのどの奥をすぼめて言葉を絞り出す。

初々しい。

・・・いやいやいやいや。

山尾さんはキャリアからしたら、この舞台で緊張するなんてありっこない。

しかも41歳だ。おばちゃん党の谷口真由美さんより(笑)1歳年上、京都の補選に名前が挙がった奥野史子さんとも2、3歳しか変わらない。

幾度か彼女が大きな場面で全面に出るところを見て来たが、その時も同じように感じた。そのちょっとした「違和感」というものの姿が、党大会のステージの上に見えたような気がした。

彼女をして、この場で「舌足らずな若い女の子」を演じさせなければならないのが、政治の業界なのである。

彼女が政調会長に抜擢されたのは、当然ながら彼女の実力が見込まれてのことである。それ以上でもそれ以下でもない。

ただ、そうだとしても一方で、10歳、15歳幼く振る舞わなければ、つまりは、能力を隠して、敵ではないこと、能力も低く見せて行かなければ、「生意気だ」と言われ、嫉妬もされ、時には批判のターゲットにもなって行くのだ。

異性からは守られ、同性からの嫉妬も頭を垂れながら行き過ごすためには、こんな場面でも緊張する「フツーの女の子」の面を出して行かなければならないのだ。

それができる山尾さんだからこそ、この節目に出番があるのだと思う。

26分の1。

2009年に民主党で当選した女性議員26名のうち、今国会に残っているのは山尾さんだけだ。

他の25名は、さまざまな「自分の場所」でこの「頑張ろうコール」を聞きながら、声を合わせていたに違いないと思う。

ワタクシたちは、本当に頑張らなければならない。

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