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「自衛隊という名前を軍に変えるべきかどうか」シリーズ最終章 その1

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本題の前に、徴兵制についてのご質問を頂いたので、まずこちらから。


【質問】
徴兵制の件、確信を突きます。
制服組はともかく、背広組も同じ認識であると思われますか?


【回答】
これは「防衛省の」というお話でいいんですよね。

制服組→自衛官なので専門知識バッチリ。国防に主体的に関わる
背広組→自衛官じゃないので専門知識にうとい。国防に主体的に関わらない
的なイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、背広組のみなさんも自衛隊員ですので、もちろん国防に主体的に関わりますし、専門知識もバッチリです。

細かくいうと、
防衛省に勤務する人→防衛省職員
なんですが、防衛省職員は
○自衛隊員
○自衛隊員じゃない人→防衛大臣、副大臣、政務官、補佐官、政策参与、秘書官と、関連機関の職員の一部
と分かれます。

そして、自衛隊員は
○文官→部員、事務官、技官など(いわゆる「背広組」)
○武官→自衛官(いわゆる「制服組」)
○どちらでもない人→防衛大学校学生、自衛官候補生、予備自衛官など
と分かれます。

ので、「背広組」といわれている文官も「自衛隊員」です。
「自衛官=自衛隊員」と思われがちなんですが、実は「自衛官⊂自衛隊員」であり、「文官⊂自衛隊員」なんです。

文官のみなさんは、防衛省、自衛隊の制度や運用面を主に担当しています。
制度や運用を担当するのが文官、現場で動くのが自衛官、というだけで、どちらも同じ「自衛隊員」です。
(制度や運用を担当する自衛官もいますし、現場で動く文官もいますし、あと技術や事務の面でサポートする人もいますので、「ざっくりといえば」こんな感じです)

メディアでは「防衛省は、自衛官と文官とでぱっくり二つに分かれてる」ような印象を受ける映像や記事もありますが、「防衛省・自衛隊」という同じ組織で、自衛官と文官が同じ「自衛隊員」としてお仕事をしています。
防衛省や自衛隊のひとつの部署では自衛官と文官が机を並べて、その部署が担っているお仕事を一緒にしています。
ぱっくり二つに分かれてたらそんなお仕事は成り立たないですよね。
自衛官と文官は「専門分野が違う」というだけで、自衛隊員としてのお仕事は同じなんです。

制度、運用を預かる文官さんは、防衛に関する知識がハンパないです。
制度と運用は「国をどう守るか」という知識がなければやれませんから。

文官さんたちとお話すると、いつも「ああ、自衛隊はこういう方々のおかげで成り立ってるんだなぁ。日本はこの方々のおかげで平和なんだなぁ」と感動します。
「私はこういう方々のおかげで毎日のん気に暮らしてられるんだなぁ。毎年お歳暮贈りたいなぁ」とか思っちゃうくらいです。

ほんと毎回毎回感動するんですよ。
頭の良さも知識量も。
そしてその頭脳と知識をフル回転して、「日本を守るためにはどうすべきか」が作られています。

私は、「日本をどう守るか」は文官さんたちの腕にかかっていると思っています。
もちろん自衛官さんも、その他の防衛省職員の方も、ですが。

ので、「背広組も同じ認識であると思うか」ですが、私はそう思います。
「同じ認識か」と問われると、そこはお一人おひとりに聞いて回ったことがないので分かりませんが、「同じ認識であると思うか」でしたら、「私はそう思う」と答えます。

以上、回答おわり。


では本題。
「自衛隊という名前を軍に変えるべきかどうか」シリーズ、いよいよ最終章です。

アメリカの自衛隊
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-entry-281.html

ジャパンミリタリー
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-entry-282.html

自衛隊が使うべきは「大佐」か「1佐」か?!
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-entry-283.html

の続き……を今頃になってすみません。

えー、白状すると、この続きを書くのすっかり忘れていました。
ネットで「自衛隊を軍にすべきかどうか」系の記事を読んで「あ」と思い出しました。
申し訳ありません。

「まだ他にも書き忘れてんのあるんじゃないか?」と思い起こしたら、「日本横断カープツアー2015」が途中でほったらかしでした。
このブログでは、まだ2015年シーズンが終わってません。
今日、2016年シーズンが開幕だというのに。

もう今更別に……だよなぁ。
いやでも関本選手の引退セレモニー超感動したんだよ……。
マートンの笑顔が焼きついて離れないんだよ……。
ってカープじゃなくて阪神のことばっかですが。

あ、そういえば先週ちらっと書いた第7師団の戦車の話も……。
えー、近々書きます。

とりあえず今回は、「自衛隊という名前を軍に変えるべきかどうか」シリーズ最終章。
「自衛隊という名前」についてです。

自衛隊。
自衛をする隊、「自衛隊」。

「誰が最初に『自衛隊って名前にしよう』と思いついたのか、どういう背景でこの名前にしたのか」というのをずっと調べてるんですが、見つかりません。
どなたかご存じでしたら教えてください。

なので、今はとりあえず
「自衛をする隊だから自衛隊だ」
「自衛権を行使する隊だから自衛隊だ」
という感じなのかなーとふんわり思っています。

で、この自衛権。
29日に施行される平和安全法制がまだ「安保関連法案」だった昨年夏は、
「集団的自衛権」「個別的自衛権」
という言葉がよくメディアで取り上げられました。
デモもたくさんありましたよね。

私も「集団的自衛権の行使に反対の方々はどういうご意見なんだろう」と自分なりに調べてたんですが、どうやら
「集団的自衛権の行使はダメだ!個別的自衛権に留めるべきだ!」
という方々と
「憲法9条で武力行使を放棄している!」
という方々は、ほぼ同じようでした。

同じ人や団体が、
「集団的自衛権の行使はダメだ!個別的自衛権に留めるべきだ!」
「憲法9条で武力行使を放棄している!」
と言っていて。

でも、「自衛権」は「防衛のために武力行使をする権利」なんです。

【自衛権】
外国からの違法な侵害に対して自国を防衛するために緊急の必要がある場合、それに反撃するために必要な限度で武力を行使する権利。
(大辞林より)



なので、
「憲法9条で武力行使を放棄している!」
なら、すべての自衛権がNGなはずなのに、なんで個別的自衛権はOKなんだろうとずっと不思議で……。
「武力行使NGの個別的自衛権」っていったいどういうモノなんだろう?と……。
「憲法9条で武力行使を放棄しているから集団的自衛権は憲法違反」であるなら、「個別的自衛権も憲法違反」であるはずなのに、なんで集団的自衛権だけNGなんだろう?と……。

あ、私は「憲法9条はすべての武力行使を放棄している」とは思ってないですよ。
詳しくは
「憲法9条をもう1回よく読んでみようキャンペーン」実施中!!
http://okadamari.blog112.fc2.com/blog-entry-257.html
をどうぞ。

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