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「憲法9条さえ守っていれば日本は平和である。例え滅んでも平和である。」

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今回は書評です。

百田尚樹氏の「カエルの楽園」という本をなんとはなしに読んでみたのですが、いわゆる「朝日新聞論法」というものを強烈に皮肉っていてなかなか面白い本でした。(なお百田氏の本を読むのは初めてです)


リンク先を見るカエルの楽園 [単行本]
百田尚樹
新潮社
2016-02-26


ざくっと物語の導入部分を紹介すると、以下のような感じです。

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ストーリーは突如現れた凶悪なダルマガエルに国を荒らされ、安住の地を求めて60匹のアマガエルが国を捨てて旅に出るところから始まる。しかしながらすぐには安住の地は見つからず旅は過酷なものになる。長旅の過程ではヘビやイワナやイタチなどの天敵に襲われ、次々とアマガエルの集団の数は減っていく。

途中住みごこちの良さそうな沼や池を見つけても、そこはすでに体の大きいアカガエルやトノサマガエルに占拠されており、彼らは同じカエルでありながら体の小さなアマガエルを助けるどころかむしろ食用にする。残ったわずか二匹のアマガエル”ソクラテス”と”ロベルト”も、ウシガエルに襲われてもはや万事休すか、と諦めかけたところ這々の体で辿り着いたのがツチガエルの国ナパージュ」だった。

「ナパージュ」は平和で争いもなく、外から来たアマガエルにも優しく、豊かでまさしく二匹が求めた「平和の楽園」のように思えた。なぜこんなにもナパージュは平和なのか、不思議に思った二匹のヒキガエルはその秘訣を母国に伝えようとナパージュについて調べ始める。するとナパージュには

「①カエルを信じろ ②カエルと争うな ③争うための力を持つな」

という国民が共有する「三戒」の教えがあることを知る。ナパージュのツチガエルは口々に「三戒があるから争いは起きようがない。だからナパージュは平和なんだ。」と説明する。ロベルトは素直にこの「三戒」の素晴らしさに感銘を受けて、それを説く進歩的なもの知りカエル”デイブレイク”に心酔してしまう。

デイブレイクは日夜集会を開き、その集会では『謝まりソング』が合唱されていたが、その風景にどうにも納得がいかないソクラテスは「三戒の教え」ができあがった背景を調べていく。するとそこには複雑な事情が絡んでいることを知り、ナパージュ周辺を警備する老いた鷲”スチームボード”や、周辺のウシガエルも恐れる強力なツチガエル”ハンニバル”の存在を知る。

三戒の矛盾点に疑問がつのってきたソクラテスだが、その疑問をデイブレイクぶつけると「三戒によってナパージュは守られてるんだ。それを疑ってはいけない。」と半ば脅しも含め諭される。ますます三戒に疑問を覚えるようになっていたソクラテスだがある日南の崖からウシガエルがナパージュに侵入してくると国は大混乱に陥り・・・

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