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生活保護「健康で文化的な最低限度の生活」:決まっていない基準で争い

「健康で文化的な最低限度の生活」
生活保護で必ず出てくる言葉です。そしてその基準は曖昧でいつも問題になります。

みわよしこさんは受給者たちの人権を守る為、様々なバッシングに対して法律を駆使し受給者を守ることに専念されています。私も彼女との対話(みわよしこさんと生活保護について論戦 )を通じて、本当にできの悪い不正請求生活保護患者を責めて、本来必要な保護が沈滞することは控えようと考えを変えました。(でも不正請求生活保護患者は医療現場で間違いなくいます。)

そう思っていたところの別府市のパチンコ禁止のニュースです。以前も兵庫でありましたが、一生懸命みわさんたちは反論されています。(「生活保護でパチンコは禁止」を25年続ける別府市の主張)

そして彼女はまとめています。

この「誓約書」自体の適法性も含め、生活保護の「生命・健康を守る」という第一義的な目的と、「適正に運用される必要がある」のバランス、さらに「適正である」をどこの誰がどう判断すべきなのかも含め、引き続き、弁護士・研究者も含めた検討が必要

そう専門家が言うように適正とはどんなものか結局まだ決まっていないのです。

そしてテレビなどでも「医者は努力していない」「こんな楽な仕事はない」と吠えたあのテリーさんがまた吠えています。(テリー伊藤が生活保護受給者のパチンコに「何が悪い?」

「だから、何が悪いのかなって」「生活保護受けているんだから、そんな自由なことすんじゃないという規制の方が、よっぽど住みにくくなる」

また松江仁美弁護士は、生活保護は「権利」だと主張し、「どうしても生活保護を恩恵として考えている。恩恵で生かさしてもらっている人がパチンコなんて、もってのほかというね。こういう議論では何もスタートしない」と指摘した。 

この人たちは基準が決まっていないということを無視して、自分たちが正しいと強く言っていっています。だから反対派からまた反感を買います。

そして国が大分の2つの市に対して勧告します。(パチンコしたら生活保護を一部支給停止-大分県別府市・中津市が撤回 国、県の是正要求を受けての対応だが…)本当何もしなかったと言われたら面倒くさいと責任を取りたくないことが見え見えですが

それに対する別府市長。
「生活保護費をパチンコなどに使うことは不適切だという認識に変化はない。しかし、国と県から『おかしい』と言われれば、耳を貸さないわけにはいかない」

そう基準を決めればいいのです。パチンコは不正受給をしていないという条件で、支給の範囲内でなら許す。学費の積立だってその範囲内でならOK。そうすれば「健康で文化的な最低限度の生活」は本人たちが決めています。

支給額は正直他人が決めるものであって、自分たちが最低を決めるということはあまり意味をなしません。だって価値観がみんな違うんですから。

精神的に弱い生活保護者に対する対策は締め付けなのか、それとも寛容なのか。寛容にすれば彼らは仕事等に戻るのか。

本来の目的を行うために少しは厳しくというのが私の意見ですが、専門家でもっと話して詰めていって欲しいです。ただ現場医療者的には個別の対応が必要だろうなというのが結論です。 

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