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<滅びる?生き残る?それとも?>堀江貴文氏が考える生々しいテレビの未来

メディアゴン編集部

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堀江貴文氏がテレビの未来について朝日新聞のインタビューに答えている(2016年3月16日「リレーおぴにおん」)。

その昔(2005年)ラジオ局ニッポン放送の株取得を介して、フジテレビを買収しようとした人物として、刑務所でテレビばかり見ていた人物として、そして最近では「テレビによく出ている人物」として堀江氏はどう答えるのだろう。

堀江「今の20代前半以下の若者の多くは、テレビやパソコンではなく、主にスマホで動画コンテンツを見ますから、スマホの小さい画面では面白さが伝わらないお笑いやバラエティー番組はいずれ滅びるでしょうね。「ひな壇芸人」など、表情が見えませんからね。」(以上、引用)

テレビの視聴環境が急激に変化する中で、これまで通りの作り方では当然、時代の流れにはついてゆけない。少なくとも、映像を映し出す装置自体は、日々、変化しているのだから。

しかも、テレビがどんなに素晴らしい「質」を追求していても、結局、スマホの小さな画面で、限定的な画質で見られてしまえば、なんのための「高品質な映像」なのか、ということになってしまう。ロン毛にお洒落なパーマをかけた後に、ショートカットにするようなものだ。せっかくのパーマが全然活きてこない。

堀江「テレビ局の生き残りは、視聴者をいかに直接巻き込んで収入源にするか次第だと思います。例えば、ある番組の会員になれば、公開収録を優先的に観覧できる、番組のコンテンツ作りに参加できる、ドラマなら制作の裏側が見られる、といった特典が得られるようにする。」(以上、引用)

つまり、堀江氏はスポンサーから広告料をもらうという現在のテレビのモデルは崩壊すると思っているわけだ。上記の発言が意味することは、「テレビはフリー(無料)」だが、そこから「リアルで金を稼ぐ」というモデルだ。アメリカでは本格化しているし、もちろん、日本でも始まっている。

2005年に堀江氏率いる(旧)ライブドア社が起こしたいわゆる「ニッポン放送/フジテレビ買収事件」は失敗に終わるが、今日、「もし、ホリエモンがフジテレビを買収していたら・・・?」という予測が論じられることは少なくない。

騒動からわずか10年しかたっていないが、あの頃と比べ、メディア業界のあり方は大きく変化した。当時されていたような安易な予想のように、ネットがテレビを圧倒する、という状態にはまだなりえていないものの、ある一面では肉薄している。

もちろん、テレビが圧倒的な優位性を持つ面は未だ多々あるが、それでも消費者のメディアに接するライフスタイルがこの10年間で大きく変化したことはいうまでもない。

堀江「2005年にニッポン放送株の買収に乗り出したのも、テレビ局のビジネスモデルを転換する夢を、フジテレビの経営を通じて実現したいと思ったからでした。」

もし、当時の堀江氏の野望がかなっていたとしたら、日本のテレビ業界は今日、どのようなビジネスを展開していたのだろうか。期待的な想像ができる一方で、「結局、大した変化は起きなかったのではないか」とも思える。堀江氏が考える以上に、最近のメディアの変化は複雑だからだ。もちろん、歴史に「IF(もしも)」はないのだが。

 

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