記事

「春闘の回答、安倍総理の言う『好循環』になっていないのでは」郡司彰参院会長

 郡司彰参院会長は17日、定例記者会見を開き、予算委員会での審議や「参院協議会」などについて所見を述べ、また、春闘についての記者団の質問に答えた。

 郡司会長は、15日の参院予算委員会で大塚耕平議員の質疑中で、林経産大臣が答弁に詰まり、「勉強不足との自覚はあるか」と問われて「ございます」と即答したことについて、「本当に聞いていて恥ずかしい。もうちょっとしっかり答弁ができるようにするべきだし、答弁できるような人を選ぶべきだ」と苦言を呈した。

 参院議員経験者を会員とする一般社団法人「参議院協会」の総会が17日午前に開かれ、民主党を代表してあいさつに立ったことを紹介し、「民主党として最後のご紹介をいただいた。来年は、新しい大きな勢力として参加できるようにしたいと思った」と感想を述べた。また参加者から「今は会派の名前を覚えるのも大変だ」という話があったとし、「参院のありようとして、政党政治との距離感がいつも議題になる。先輩諸兄の話はこれからの参院のあり方を考える際にも必要なことだと感じた」と述べた。

 記者団から春闘に関して、大手企業のベースアップの回答が昨年より低水準にとどまったことについて受け止めを問われ、「GDPの大きな部分は個人消費だが、企業の収益に対して労働分配率が低下するなど、安倍総理の言う『好循環』には必ずしもなっていないのでは」との見方を示した上で、「相場の形成としては、大手の集中回答日(の影響)は大きなものがある。これからの中小企業の取り組みを見守っていきたい」と述べた。また、「全体として昨年より額が少なくなっていることが、どういう心理的な影響を与えるのかも含めて、もう少し世論の動向を見た上で判断しなければならない」と述べ、仮にマイナス金利が企業マインドにもマイナスの影響を与えているようであればアベノミクスの評価にも関わるとし、分析していく考えを示した。

大塚耕平議員の林経産大臣に対する質問について

 郡司会長の記者会見終了後、大塚耕平参院政審会長が林経産大臣への質問について補足説明を行った。林経産大臣は、昨日の予算委員会での質疑後、自身の記者会見の中で「通告のない質問だったので答えられなかった」とする旨の発言をしている。大塚議員はこの発言に対し、「あらかじめ質問項目を通告している」と反論し、林大臣の発言は「事実とは異なる不誠実な発言であり、極めて遺憾」だと述べた。大塚議員は明日も林経産大臣の定例記者会見が予定されていることから、この場で林経産大臣が自身の発言を訂正するよう求めている。

 また、大塚議員の質問は「大臣自身の答弁を受けてさらに問いただした内容であり、基本的事項が多く、所管大臣としては了知しているべき内容だ」と述べた。

あわせて読みたい

「予算委員会」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    河野大臣「ワクチンは十分に足りている」接種状況について説明

    河野太郎

    08月03日 09:13

  2. 2

    在宅勤務で生産性低下した国は日本だけ? 背景に対面コミュニケーション依存の働き方

    非国民通信

    08月02日 15:12

  3. 3

    森林大国ニッポンが木材不足のナゾ ウッドショックは林業に変革をもたらすか

    中川寛子

    08月03日 08:07

  4. 4

    男性視聴者の眼福になっても女子選手が「肌露出多めのユニフォーム」を支持する理由

    PRESIDENT Online

    08月02日 15:27

  5. 5

    この1週間を凌げば、オリンピックが終わります。もうしばらく我慢しましょう

    早川忠孝

    08月02日 14:37

  6. 6

    コロナ軽視派「6月で感染者数減少」予想大ハズレも、重症者数が大事、死亡者数が大事とすり替え

    かさこ

    08月02日 10:29

  7. 7

    何をやっても批判される「老夫婦とロバ状態」の日本

    内藤忍

    08月02日 11:52

  8. 8

    来るべき自動車産業戦国時代を勝ち抜ける日本がなぜEVなのか?

    ヒロ

    08月03日 11:52

  9. 9

    人権尊重、企業は本気か-DHCの不適切文書に批判

    山口利昭

    08月03日 08:42

  10. 10

    世界初の自動運転「レベル3」登場も複雑化する使用条件

    森口将之

    08月03日 10:28

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。