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NY市場サマリー(15日)

[15日 ロイター] - <為替> ドルが対円で下落した。日銀の追加緩和見送りが影響した上に、米小売売上高がさえない結果となったことや原油安を受け、リスク回避の円買いが広がった。また英紙による最新世論調査結果で欧州連合(EU)離脱派が残留派をわずかに上回ったため、ポンド安も目立った。

朝方に2月の米小売売上高が発表されると、ドル/円の下落率が一時1%を超える場面があった。2月の売上高は前月比0.1%減で市場予想ほど減少しなかったが、1月分が0.2%増から0.4%減に大きく下方修正された。

日銀の黒田東彦総裁は会見で、マイナス金利の実体経済への効果見極めにはある程度の時間がかかると発言した一方、必要なら効果が十分に表れる前に追加緩和に踏み切る可能性を示した。それでも円買いの流れは変わらず、日銀が1月にマイナス金利導入を発表した翌日からこれまでに円は6.5%強上昇している。

ポンドはユーロやドルに対して約1%下落した。調査会社ORBが英紙デイリー・テレグラフ向けに実施した世論調査によると、EU離脱支持派の割合が49%となり、EU残留支持派を2%ポイント上回ったことが売り材料となった。

<債券> 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え国債価格が概ね変わらず。一時的に値上がりする場面もみられたものの、その後ほぼ値を消す展開となった。

朝方発表された2月の小売売上高は前月比0.1%減と、予想の0.2%ほどは減少しなかったものの、1月分が大きく下方修正されるなど、全般的に弱い内容と受け止められた。国債相場は当初値上がりで反応したものの、買いは続かなかったという。

今回のFOMCで利上げが決定される可能性は低いものの、米国内の物価や雇用動向が引き続き強まれば、米連邦準備理事会(FRB)は再び引き締め姿勢を示し得ることが強調されるとみられている。FRB当局者が予想する新たな利上げ回数は2─3回になると見込まれている。

CMEグループのフェドウオッチによると、FRBが6月に利上げを行う確率は50%。その後12月までに追加利上げを行う確率は80%となっている。

<株式> まちまちで引けた。FOMCをにらんで全般的に様子見気分が強まる中で、ヘルスケア関連銘柄や素材株の下げが目立った。

カナダの製薬バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル<VRX.N>は51.5%の急落。2016年の売上高見通し引き下げとデフォルト(債務不履行)の恐れを警告したことが嫌われた。製薬のアラガン<AGN.N>は3.4%安。

S&P素材株指数<.SPLRCM>は0.9%下がった。

アップル<AAPL.O>は、モルガン・スタンレーが3月の「iPhone(アイフォーン)」需要が予想を上回るペースで推移していると指摘したため、2%上がった。

乳幼児向け栄養食品のミード・ジョンソン<MJN.N>は11%上昇。買収のうわさが材料になった。

ビーム・キャピタル・マネジメントのマネジングディレクター、モハナド・アーマ氏は、FOMCの結果発表を前に投資家がリスク量を減らそうとしたため、大型株よりも小型株が売られがちだったと指摘した。

<金先物> 続落。FOMC声明の発表を翌日に控え、持ち高調整の売りや利益確定の売りが出た。

<米原油先物> 続落。産油国による生産調整の動きをはやした買い意欲が減退する中、戻り売りのほか、16日発表の米週間石油統計で原油在庫の増加が見込まれることが圧迫材料となった。

*内容を更新しました。

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