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安倍総理、「民・共との戦い」

自民党の党大会で、党総裁の安倍晋三首相は、「民・共との戦い」を強調したという。
参院選で、民主党、共産党という2つの勢力をぶっつぶせば、おらが天下は揺るぎないないものとなって、改憲に抵抗する勢力は一掃したいという魂胆だろうか。

一方で、憲法改正には一切触れず、“アベノミクス効果”の宣伝に終始したという。選挙前には、選挙後にやりたいことを語らないというのが安倍流。

言論の力によらず、敵対勢力を無くすことで、自らの願望を通そうとするのは卑怯な手合いのすることだ。

大きな政党がさらに巨大化することで国会の機能を停止させて賛成多数形成マシーンとすることは議会制民主主義の機能不全がどうにも止まらなくなる。

先日、東日本大震災に関する総理記者会見をラジオから耳に入ってきたが、記者の質問にまともに答えず、回答は冒頭の発言の別バージョンへのすり替えにすぎなかった。無味乾燥。だれも本気で記事にしたいとは思わない内容だった。

ときに、耳に飛び込んでくる国会でのやりとりも、カーボンコピーの繰り返しばかりで、のちに審議にはこれだけ時間をかけたと言われるが中味の深化はない議論ばかりだ。

かつてのように、自民党の中にもよきリベラルないしは原則論者が存在すればよいが、それはいまはいない。

わたしたちが学生のころ、いまは、もう昔ではないから大丈夫という論調があったが、いやいや、戦前の議会のほうが政治家がしっかりと存在していたぞと城山三郎さんの名著『男子の本懐』を読んで思った。その政党政治でも、もろくも崩壊した。現在の政党政治は、もっともろいぞ、と思う。

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