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国連夏の陣(パレスチナのゲームプラン)

先日のオバマ演説にも拘わらず、今のところ米国が具体的な和平交渉開始のために精力的に動いているようにも見えません。

どうもこのままでいけば、本年の国連総会でパレスチナ国家承認の攻防があると言うシナリオが(米国の強い反対にも拘わらず)動き出しそうです。

その点に関して、31日付のhaaretz net の記事は、PA(パレスチナ暫定政府)のワークプランを入手したと報じています。その真偽のほどは不明ですが、これまでに報道されている事実関係や発想をよく反映しているように思われます。

米国はこれからどう動いて行くのでしょうか?このままでいけば、オバマの発言は却って彼がspin docteor であって、真剣に中東和平を動かす意図も能力もないことを示すことになりはしないでしょうか

記事の要点のみ次の通り
「国連総会は新国家の加盟を認める権限を有しているが、それは安保理の勧告に基づく必要があり、安保理では米国の拒否権が確実視されている(注:日本の国連加盟に当たっても何度かソ連の拒否権で阻まれたあと、1956年でしたかの日ソ共同声明の国交正常化後にようやく加盟が実現したことが記憶される)。

しかしPAとしては、あくまでも加盟要請をして、安保理で米国に拒否権行使を余議なくさせようとしている。

PA指導部は25日会合し、そこにerakatのワークプランが提出された。本紙はその中身を手に入れたが、それは国連加盟のための時間的な作業計画を含んでいる。

国連総会は9月15日に開催されるが、総会で十分な時間をかけて審議するためには、遅くとも7月中旬には加盟申請を正式に提出する必要がある。

このためPAはこの時期までに国連事務総長に公式の書簡で、1967年の国境に基づいてのパレスチナ国家の加盟を申請することになり、その書簡では国連憲章の原則の受諾が表明される。

事務総長は書簡を7月の安保理議長(ドイツ)に回付する。そしてこの申請を検討する小委員会が設立され、その報告は総会開会の35日前、即ち8月10日には安保理に提出される必要がある。

小委員会の報告に基づいて安保理は採決するが、仮に採択されれば(あり難い話だが)、次は総会の3分の2の多数(128国)を獲得する必要がある。(注:通常の問題は過半数の賛成だが、いわゆる重要事項が3分の2、但し正確には出席し、且つ投票する国の3分の2なので、票数は必ずしも上の数字とは限らない)。

PAとしてはこのタイムスケジュールに従って、米国に安保理で拒否権を行使させようとしている。

その場合、総会はパレスチナ国家の加盟は決議できないが、独立国家として承認することはできる」

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