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THAADの韓国配備について38Northのレポート

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メモ代わりの更新です。

在韓米軍のTHAAD配備を巡ってはごたごたが続いてきましたが、北朝鮮のロケット打ち上げやら短距離弾道ミサイル発射やらで、韓国にとっては受け入れやすい環境ができつつあります。

そんな中、韓国に配備されたTHAADは何ができて何ができないのか、というタイムリーなレポートが、ジョンズホプキンス大学北朝鮮分析ウェブサイト『38North』から発行されました。

THAAD: What It Can and Can’t Do (2016/3/10)
By Michael Elleman and Michael J. Zagurek Jr.

詳細はレポートを読んでいただくことにして、個人的に興味深かった点だけメモします。

まずは、1発のTHAADに要求される迎撃率(SSPk)。

当然ながら2個のTHAADを配備すると1発あたりに要求される迎撃率が下がります。たとえば、迎撃率75%の迎撃ミサイル×2発が50発の弾道ミサイルに対処する場合、1個だと92.4%と無理が生じますが、2個だと72.5%と余裕が生まれます(下図)。

もちろん、PAC-3との多層システムにを考慮すれば、さらに迎撃側が優位になります。


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また、PAC-3がTHAADのAN/TPY-2レーダーを使ってローンチオンリモートすれば、PAC-3のレーダーで探知するよりも先にERINTを発射することができると指摘しています。迎撃ミサイルの能力を最大限発揮するためにはリモートセンシングは必要不可欠で、このあたりは我が国のイージスBMDでも同じことが言えますね。

次に、本レポートはTHAAD2個隊以上の配備を薦めていますが、それはカバー範囲の問題(詳しく書かれています)だけでなく、AN/TPY-2レーダーの同時対処能力が60目標であるから、と言及していました。知らなかったので、メモメモ。

最後に、迎撃ミッションにおいてTHAADやパトリオットのレーダーが北の発射方向を向いている必要があるが、最近報道されているような北朝鮮のSLBMが配備されると、東西の海からの弾道ミサイルに対しても対処を迫られるため、さらなる困難さが加わるとのこと。

他には弾頭部が通常弾ではなく核兵器だった場合の被害についても掘り下げてあります。

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