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シリア情勢(安保理)

安保理が英独仏ポルトガル提案のシリア非難の議長声明案を審議していることは先にご紹介しましたが、28日朝(日本時間)のBBCとかCNN放送は、安保理が議長声明について合意できなかったと報じています(al jazeerah net などには未だこのニュースは流れていません。パレスチナの2派の妥協の方に主たる興味があるのかもしれません)。

それらによると、議長声明に消極的であったのはロシア、中国の他レバノンだろうとのことです(非公式協議のため会合は非公開)。レバノンについては先日消極的な理由について述べておきました。

またこれらの放送は、特に後ろ向きだったのがロシアで、ロシアの態度からは西側がアラブの民主運動で、現政権に辞めるように迫るケースが多いことに反発していたが、途上国等の多くの国問題についての米欧一方的にやり方は問題だと態度で示すようになったとコメントしていました。

(確かにベンアリ、ムバラク、サーレハ、カッダーフィ等に対してオバマ等が「即刻辞任すべし」などと公言することが目だっていました。ロシアや中国にとってはシリアとの関係もあるが、同時に同じ様なスタンダード国際問題を扱われたら、自国がやり玉に挙げられることがあり得ると警戒していることは想像に難くありません)

またこれらの放送は、その他のアラブ諸国に比してシリアが不安定化することは中東全域に深刻な影響を与えかねないので、米国等も弾圧は非難しつつも、regime changeは呼びかけていないともコメントしていました。

取りあえずの状況は以上の通りですが、このようなシリア情勢を見ていると、1956年、1968年にソ連軍等の圧倒的無武力で制圧されながら、ソ連の拒否権のため国連は全く動けず、結局その後長い間東欧の革命まで圧政の下に居たハンガリーとチェコスロバキアを思い出しますが、そこまで悲観的になるのはまだ早いですね?

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