記事
- 2011年04月25日 20:08
モロッコの抗議運動(24日)
モロッコでは先に国王が改革を約束して事態が沈静化するかと思っていましたが、25日付のal jazeerah net の記事によると、24日モロッコ各地で大規模な抗議運動が行われたとのことです。
記事によると、全国100の町村で抗議のデモが行われ、首都ラバトでは約10万人が下町を中心にデモ行進をしたとのことです。その他主なところでは、カサブランカ、マラキシュ、フェズ等でも抗議デモがあったとのことです。
但し、抗議者の要求には政府の退陣、議会解散、政治犯の釈放、腐敗者の裁判、憲法改正等の種々のものがあったとのことです。
また、この日の抗議運動にはサラフィー主義者(ムハンマドの時代に帰れとの保守主義者。往々にしてイスラム過激派と区別の付かない行動をする)が組織として初めて参加した由にて、彼らの仲間の釈放及び情報機関員の裁判(モロッコ国内では幾度かカサブランカ等で爆発事件等のテロが生じており、多数のジハーディストが逮捕されている)を要求したとのことです。
モロッコでもイスラム原理主義のテロに対する警戒は強いのですが、サラフィー主義者が公然と抗議運動に参加するというのは、極めて憂慮すべき動きで、今後のモロッコの状況も要注意でしょう。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/D743DC6D-8B25-4843-869A-700EC2ED5CB7.htm?GoogleStatID=9
記事によると、全国100の町村で抗議のデモが行われ、首都ラバトでは約10万人が下町を中心にデモ行進をしたとのことです。その他主なところでは、カサブランカ、マラキシュ、フェズ等でも抗議デモがあったとのことです。
但し、抗議者の要求には政府の退陣、議会解散、政治犯の釈放、腐敗者の裁判、憲法改正等の種々のものがあったとのことです。
また、この日の抗議運動にはサラフィー主義者(ムハンマドの時代に帰れとの保守主義者。往々にしてイスラム過激派と区別の付かない行動をする)が組織として初めて参加した由にて、彼らの仲間の釈放及び情報機関員の裁判(モロッコ国内では幾度かカサブランカ等で爆発事件等のテロが生じており、多数のジハーディストが逮捕されている)を要求したとのことです。
モロッコでもイスラム原理主義のテロに対する警戒は強いのですが、サラフィー主義者が公然と抗議運動に参加するというのは、極めて憂慮すべき動きで、今後のモロッコの状況も要注意でしょう。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/D743DC6D-8B25-4843-869A-700EC2ED5CB7.htm?GoogleStatID=9