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教育改革が日本を元気にする

日毎に春らしくなって朝の寒い日も少なくなった。私は朝の駅頭で皆様にご挨拶をさせていただいている。

そんな中、3月4日に飯田橋駅頭で演説をさせていただいた。お話をしているうちに、かつて私が少年期を過ごした九段中時代のことが蘇ってきた。まさに中学三年間、この飯田橋で電車を降りて九段中に通ったのである。駅から学校までは大した距離はなかったが学校の直前に遅刻坂とも呼ばれるきつい登り坂があって、重い鞄を背負って遅刻しないように走ったことも思い出された。

当時、九段中はできたばかりで、千代田区の中学を卒業すれば憧れであった日比谷高校を受験することができる、その為の学校として学区外から多くの子供達が集まったものである。九段中はその学区外の生徒を収容する為にもつくられたかのような新設校であった。当時の近藤学校長は旧制の学校システムで育った方らしく、勉強も大事だが体を鍛えることも大事だと文武両道の道を実践しておられた。進学校とする為に学校のレベルを上げる為の授業を行う傍ら、学生の鞄は当時、手提げが流行していたのをあえて旧制の中学というイメージがある肩にかける掛け鞄を推奨されたのも他校と違うところであった。また、マラソン大会に加えて競歩大会があり、何キロも遠くに行くという時には弁当を腰に巻いて歩くという当時の中学では見られない形を提唱されて質実剛健を目指され、PTAや学生に信頼を集めた名校長であった。校章の「みつばち」のマークこそ日本人の良さである勤勉を象徴するもので、私の心に今も生き続けている。その「みつばち」の精神に戻って、こうして早朝から駅頭に立つということをいつでも苦にせず実行できるのもあの校長先生の薫陶の賜物かなと思ったところである。

文武両道という日本の教育システムが日本を支える青少年の育成を立派に果たし元気な日本を創り上げたことを思う時に、最近の元気がない日本になったのは日本の良さが教育でも失われてきたのかと感じて改めて教育の見直しによって元気な若者をつくっていかなければならないと感じたことであった。

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