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ロシア、米国の在中東軍事力の強化

al arabiya の2の記事は、ロシアと米国が中東での軍事力を大幅に強化しようとしていると報じています。

尤も軍事力と言っても地上兵力のことではなく、空母と重爆撃機の配備のことですが、これが冷戦時代なら中東を舞台に超大国の危険なゲームが始まった、というところだったと思いますが、現在ではむしろシリアで両方が相当程度協力しており、双方の主導権争いもさりながら、ISに対するさらなる圧力の強化ということなのでしょうね。

・ロシアに関しては、ロシア海軍のハイレベル筋によれば、ロシアは東地中海に航空母艦「クズネツォフ提督」を、今夏派遣し、同地域に展開するロシア艦隊の旗艦とすることを決定したとのことです。

同空母は、現在ムルマンスクの海軍工廠で遠距離行動用の補修と新型戦闘機MIG29搭載のための改修を行っている由
(確か東地中海には仏空母シャルル・ドゴールも展開しているが、ロシアとしては現在でも非常に強力なシリア駐留航空部隊をさらに強化することで、シリアでの長期戦に備えることにしたのでしょうか?)

・他方米軍の方は、イラク、シリアにおける作戦に、例のB52を派遣することにしたとのことです。

これはFOXニュースとかair force times 渡河が報じているところの由ですが、現在米軍はISの攻撃にB1爆撃機を使用していて、B1は出動機の中で3%の比重しか占めていないが、その搭載爆弾量等から、投下爆弾の実に40%を担っている由。

B1は改修等のために米軍基地に呼び戻され、その後にB52が派遣される由

B52は32000kgの爆弾を搭載し、長時間にわたる作戦が可能だが、派遣される機数等は不明の由

B52のIS攻撃に対する運用は4月の初めからの予定の由。
(4月からの運用開始、ということは先ほども書いたモースル奪還作戦の開始と関係があるのかもしれません。

なお、B1爆撃機は冷戦の末期に開発された超音速の重爆撃機で、ソ連のレーダーをかいくぐるための新型機だったかと思いますが、相手が大した対空防衛網を有さないISでは、古いが爆弾搭載能力のおおきなB52の方が適しているのかもしれません)

http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2016/03/05/أميركا-روسيا-تحشدان-عسكرياً-في-الشرق-الأوسط.html
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2016/03/05/قاذفات-أميركية-قادرة-على-حمل-السلاح-النووي-لضرب-داعش.html

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