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反対派新聞社に対する警官隊の襲撃(トルコ)

トルコはかなり以前から、エルドアンの専権と強権政治が批判され、特に新聞等メディアに対する干渉、弾圧が批判されてきましたが、ついに4日には、イスタンブールのトルコ最大の反政府派のメディア・グループzaman 社を警官隊が襲い、催涙ガス等で、抗議するジャーナリストや支持者を制圧して、同社を政府管理下に置きました。

zaman グループ(これを率いるのはイスラム学者のFethullah Gulenで、皮肉なことに2013年に汚職問題でエルドアンと対立するまでは、その支持者であった由)に対しては、これまでもエルドアン等AKP幹部が攻撃を続けてきて、今回はその継続なのでしょうが、流石のことに、報道者協会とかジャーナリストの団体やトルコの野党のみならず、米国務省もトルコ政府に対して、言論の自由を守り、民主主義の価値観を守るように呼びかけました。
下記のtoday's zaman net は、米大統領府が重大な懸念を表明したとか野党がいずれも非難声明を出したとか報じていますが、おそらくはこれが沈黙させられる前の最後の自由な報道だろうと思われます。
因みに、al qods al arabi net 等は、トルコは自由なプレスという面では、世界の180か国中149位であるとも報じています。

http://www.todayszaman.com/mainAction.action
http://www.hurriyetdailynews.com/trustees-appointed-to-zaman-media-group-.aspx?pageID=238&nID=96044&NewsCatID=509
http://www.alquds.co.uk/?p=493878
http://www.aljazeera.net/news/international/2016/3/5/الشرطة-التركية-تنفذ-حكما-بالوصاية-على-صحيفة-زمان

なお、ざっと見たところでは、サウディ系のal arabiya net はこの事件を報じていないようで、やはり裏には最近のサウディとトルコ政府との蜜月関係があるのかもしれません

誠に申し訳ないが、当方トルコについては知識も非常に少なく、また最近その内政問題を真面目にフォローしていたわけではないので、何かコメントすると、誤解を生じさせる可能性もあるにつき、本件言論の自由度という欧米の琴線に触れる問題だけに、BBC,CNN等多くの欧米メディアが詳しく報じているはずなので、そちらの方をぜひご参照ください。

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