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アカデミー賞は空気を読まない

昨日はアカデミー賞だった。ディカプリオさんが初のオスカーに輝いたようだったが、スタローンさんは、最初のロッキー以来のノミネート(助演男優賞)だったが、ダメだった。それで、いろいろ物議をかもしたようだ。

スタローンさんは最初のロッキーで主演男優賞と脚本賞のダブル・ノミネートだったが、そのような人は他にはチャップリンとオーソン・ウェルズしかいないらしい。その時とっていればすっきりしていたろうが、とれなかった。

それで、今回のCreedは、ロッキーのスピンオフだし、スタローンさんが初オスカーをとる最後のチャンスとも言われたし、ロッキー以来40年で、生涯の功績を称える上でも座りがよかったけれど、結局主演男優賞をとれなかった。

このことに対して、スタローンさんの長年の親友であるシュヴァルツネッガーさんは、「誰が何と言おうと、私にとっては君がベストだ」という動画を配信して、たくさんRTされたりしたらしいが、とにかくスタローンさんはオスカーはとれなかった。

思うのだが、アカデミー賞がいろいろ批判されながら注目される賞である一つの理由に、今回のスタローンさんのように、誰がどう考えてもとる資格があるし、そうなった方が座りがいい場合でも、とれないこともあるという「空気を読まない」賞だということがあると思う。

で、なぜ、アカデミー賞が空気を読まない賞なのかと言えば、会員によるガチな投票で、封筒を開けるまで、集計に関わった会社以外、誰も結果を知らない、というそのシステムにあると思う。それは、簡単なことのようで、実は難しい。

日本の賞は、一般に、空気を読む、というか、出来レースだとも言われていて、それが事実かどうかは別として、今回のスタローンさんのようなネガティヴなサプライズが比較的ないことも事実だ。日本が空気を読むことをよしとする国だからだろう。

結局、ガチにやっていないと、その賞の権威は高まらないし、誰も得をしない。残酷なようだが、空気を読まない賞じゃないと、そもそも賞として存在する意味がないのだろうと思う。

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