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“本と文学の祭り”3月2日から盛大に

東京都内中心に70超のイベント
東京国際文芸フェスティバル2016


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開催を知らせる文芸フェスティバルポスター

国内最大の本と文学のお祭り「東京国際文芸フェスティバル2016」(文芸フェス)が3月2日から5日間、東京を中心に開催されます。日本財団の主催で今回が3回目。前後に開催される公募企画を含めると関連イベントは70を超え、多数の芥川賞、直木賞受賞作家のほか、海外からもアジアを中心に著名な作家や翻訳家、編集者が参加、読者との密度の濃い交流が行われる予定です。
イベント内容は作家の対談や詩の朗読劇、映画上映とトークショーなど多彩。2日のオープニング(東京・港区、アカデミーヒルズ)の第一部では、2009年1月のオバマ米大統領就任式で詩を朗読、世界の注目を集めた詩人エリザベス・アレグザンダー氏が、日米韓3国の学生と詩の朗読パフォーマンスを行う予定です。

今回の文芸フェスの特徴のひとつは、アジア各国の作家の参加。米国で活躍する中国出身の女性作家イーユン・リー氏がオープニング第2部で角田光代氏と、3日の「小説のVoiceはどこまで届くか?」(東京・千代田区、丸ビルホール)で川上未映子氏とトークセッションを行うほか、4日の「海でつながる台湾に息づく海洋文学」(東京・港区、日本財団ビル)には台湾のタオ族出身の作家シャマン・ラポガン氏が出演、高樹のぶ子氏との対談が予定されています。

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文芸フェスのイメージカット




このほかタイ文学界で小説家、映画脚本家として活躍、タイ文芸界のカリスマ的存在であるプラープダー・ユン氏も来日、5日、東京・港区の国際文化会館で開催されるアジアセッションで桐野夏生氏、マレーシアのディナ・ザマン氏、フィリピンのジョアンナ・クルス氏とともに「社会のタブーに挑む女性作家たち」をテーマに議論するほか、セッション後半では中国の気鋭の作家・盛可以氏と中島京子氏が「文学から見えてくる、中国と日本のいま」について語り合う予定。

6日、東京・港区の国立新美術館で行われるクロージングには、世界的なベストセラーとなった「わが闘争 父の死」の著者であるノルウェー人作家カール・オーヴェ・クナウスゴール氏が小野正嗣氏と対談、作品の魅力を探り、第2部では池澤夏樹、川上弘美両氏が海外文学から受けた影響や海外文学の愉しみを語り合う予定です。

京都、横浜、仙台、兵庫県豊岡市など東京以外でイベントが開催されるのも今回の特徴。うち豊岡市では地元・城崎温泉に滞在した作家に本を書いてもらう運動を進めるNPO法人「本と温泉」が5日、志賀直哉も逗留した老舗旅館で万条目学氏のトークイベントの開催を予定しています。

東日本大震災から5年目を迎える宮城県仙台市では、文芸フェスに連携した同市主宰の東北文学フェスティバルが20日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開催され、熊谷達也、柳美里、和合亮一、若松英輔の4氏が震災の記憶の継承や犠牲者の鎮魂に文学が果たしうる役割などについて語り合う「東北から文学を考える」も計画されています。



主催する日本財団ではオープニングに向けて製作した映像をウェブ上で公開、多数の参加を呼び掛けている。


● 東京国際文芸フェスティバル ウェブサイト

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