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- 2016年02月25日 06:22
【世界を動かす男の発言】
今週は米ヒューストンからエネルギーのニュースが相次いでいます。というのは、Daniel Yergin が手掛ける大規模なエネルギーの国際会議"CERA WEEK"が開かれているからです(22日から26日)。
http://ceraweek.com/2016/speakers/
今回は、メキシコの大統領、さらにサウジアラビアのヌアイミ石油相(80歳)が出席していることで、大きな話題。サウジ石油相は、いま、世界でもっとも力のある男です!
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(WSJより)
一度だけ"生ヌアイミ"を見たことがあります。米ワシントンのシンクタンクでの講演の場で、冒頭「外は暑いが、この会議室の冷房は効きすぎ!アメリカ人はもっと省エネした方がいいよ」と発言して、会場の笑いを誘い、チャーミングな方でした。
米WSJ の見出しは、Saudi Oil Minister Says No to Production Cuts(サウジ石油相手は減産に NO)、英FTは、Saudis declare oil output cut ‘is not going to happen’ (サウジ、減産は「あり得ない」と宣言)です。WSJは、この発言がいかに歴史的な転換点かという視点で報じています。
ざっくりこんな感じです(全文の翻訳ではありません)。
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(W SJより)
サウジアラビアは、原油安に苦しむ世界の石油業界に明確なメッセージを出した。減産により、救済することはしない。サウジのヌアイミ石油相は、23日、原油に対する需要は依然として強いものの、価格が反転するには供給過剰の解消が必要だと語った。原油安により高コストの生産者が淘汰されることによって、バランスが戻るという。
高コストの生産者とは、アメリカのシェール、カナダのオイルサンド、それに海底油田などで、原油価格が1バレル100ドル以上だった時に採算が取れたが、今は 30ドル近辺だ。 2014年6月以降、70%以上下落した原油価格では生き残れない業界にとってこの発言は、生死を決める警告だ(a shot across the bow)。
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過去20年間、 サウジの石油政策を牛耳ってきたヌアイミ氏がここまではっきりと、マーケット原理に従うよう主張したのは初めてである。中国経済の減速で需要が減退し、省エネや再生可能エネルギーが普及する中で、新たな供給が集約されつつある。
ヌアイミ石相はCERA Weekで、「高コストの生産者は、コストを削減するか、融資を受けるか、身売りするべきだ」と述べた。
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(FTより)
1バレル100ドルを超える原油高は、高コストの事業者の生産を増やしたので、まずは彼らが退場するべきだという。「残念ながら厳しい言い方かもしれない。しかし、マーケットがバランスを取り戻すにはもっとも効率的な手法だ" It sounds harsh, and unfortunately it is. But it’s the only way to rebalance markets"」と述べた。
サウジは、今よりも低い1バレル20ドルで採算が取れるとして言う。「そんなことはしたくないが、必要だったら、( 20ドルでも)やる」とも。そんなことを言える国はサウジ以外にはない。
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(FTより)
ヌアイミ石油相の発言は、OPECを通じて供給を生産するというこれまでの役割から決別するものである。これは、主要な産油国が1月の水準で生産量を維持することを決めた翌週の発言だ。この発言のあと、原油の先物価格は 1バレル 31ドル 77セントと4.9% 下落した。
http://ceraweek.com/2016/speakers/
今回は、メキシコの大統領、さらにサウジアラビアのヌアイミ石油相(80歳)が出席していることで、大きな話題。サウジ石油相は、いま、世界でもっとも力のある男です!
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(WSJより)
一度だけ"生ヌアイミ"を見たことがあります。米ワシントンのシンクタンクでの講演の場で、冒頭「外は暑いが、この会議室の冷房は効きすぎ!アメリカ人はもっと省エネした方がいいよ」と発言して、会場の笑いを誘い、チャーミングな方でした。
米WSJ の見出しは、Saudi Oil Minister Says No to Production Cuts(サウジ石油相手は減産に NO)、英FTは、Saudis declare oil output cut ‘is not going to happen’ (サウジ、減産は「あり得ない」と宣言)です。WSJは、この発言がいかに歴史的な転換点かという視点で報じています。
ざっくりこんな感じです(全文の翻訳ではありません)。
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(W SJより)
サウジアラビアは、原油安に苦しむ世界の石油業界に明確なメッセージを出した。減産により、救済することはしない。サウジのヌアイミ石油相は、23日、原油に対する需要は依然として強いものの、価格が反転するには供給過剰の解消が必要だと語った。原油安により高コストの生産者が淘汰されることによって、バランスが戻るという。
高コストの生産者とは、アメリカのシェール、カナダのオイルサンド、それに海底油田などで、原油価格が1バレル100ドル以上だった時に採算が取れたが、今は 30ドル近辺だ。 2014年6月以降、70%以上下落した原油価格では生き残れない業界にとってこの発言は、生死を決める警告だ(a shot across the bow)。
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過去20年間、 サウジの石油政策を牛耳ってきたヌアイミ氏がここまではっきりと、マーケット原理に従うよう主張したのは初めてである。中国経済の減速で需要が減退し、省エネや再生可能エネルギーが普及する中で、新たな供給が集約されつつある。
ヌアイミ石相はCERA Weekで、「高コストの生産者は、コストを削減するか、融資を受けるか、身売りするべきだ」と述べた。
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(FTより)
1バレル100ドルを超える原油高は、高コストの事業者の生産を増やしたので、まずは彼らが退場するべきだという。「残念ながら厳しい言い方かもしれない。しかし、マーケットがバランスを取り戻すにはもっとも効率的な手法だ" It sounds harsh, and unfortunately it is. But it’s the only way to rebalance markets"」と述べた。
サウジは、今よりも低い1バレル20ドルで採算が取れるとして言う。「そんなことはしたくないが、必要だったら、( 20ドルでも)やる」とも。そんなことを言える国はサウジ以外にはない。
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(FTより)
ヌアイミ石油相の発言は、OPECを通じて供給を生産するというこれまでの役割から決別するものである。これは、主要な産油国が1月の水準で生産量を維持することを決めた翌週の発言だ。この発言のあと、原油の先物価格は 1バレル 31ドル 77セントと4.9% 下落した。



