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  • 2016年02月24日 22:11

別の見方をすることと「逃げ」

ふと、職場でいろいろあったので、これについて少し。

1 愚痴


 半分愚痴です。

 職場ではっきり言って、対人能力・文書能力などどう見ても問題のある方がいるわけですが、本人にはまったくその自覚がありません。

 逆に自分は仕事ができると思っているだけに、始末におえないというパターンです。

 年齢もそれなりの方で、人生経験も積まれてこられたはずなのですが、まず空気がよめず、他人が打合せをしていようが、自分の都合を最優先で割り込んできます。

 世間話もうまくできませんし、空気が読めないので、今何をするかも指示がなければできません。報告書もまず日本語的に何を書いてあるのか意味不明で、本人に確認しないと、誰が何をしたのかすら、よくわかりません。

2 自己認識



 ただ、先に書いたように、自分は仕事ができると思っており、これまでのやり方とは違う、自分独自のことをしたがります。

 それ自体は悪いことではないので、ではやってみてくださいとなるわけですが、結果が伴わない上に、これまでのやり方をないがしろにするので、これまで築いてきた関係もおかしくなってしまいます。

 しかし、本人は新しい自分のやり方が絶対に良いと思っており、それを理解しない周りが悪いという発想なので、周りとの関係もおかしくなります。

3 逃げ道


 私の経験則(偏見)ですが、人は自分が他人に劣るということを正直に認めたくはありません。仮に認めるとしても、あの人は確かにこの面ではすごいが、他の面ではだめだと自分が他人に勝るところを探します。

 他の方の事例ですが、同様に学歴は高いものの仕事は全くできない方で、もうすぐ定年だというのに未だに学歴に異様にこだわっているという方も知っております。

 同様に、職場での評価が低いために、結果家族(妻)との結びつきが異様に強く、一日に何度も妻に電話をかけて自分達だけの世界に閉じこもっている方を見たこともあります。

 斯く言う私も、論文や翻訳がうまくいない逃げ道としてブログを書いている面があることは否定できません。

4 観点


 ただ、一つの(例えば「仕事」という)観点しかなければ、それはそれで大変だということは間違いなく、そういう方が仕事の面でおかしくなってしまうと、全てがおかしくなってしまいかねません。

 そういう意味で、逃げ道というか、別の道があることは悪いこととは思いませんが、それを逃げ道にとして、仕事をしないという姿勢はどうかという話で、結果同僚に迷惑をかけることはどう思っているのかという話です。

5 空気



 私は基本的に強い同調性(空気を読むこと)を求める日本の習慣については否定的です。

 ただ、他人とうまく付き合うために他人が何を考えているのか、自分のとった行動に対して他人がどう思うかを考えなくてはならないと思っております。

 これは別に日本に限った話ではなく、外国でも同じです。他人とうまくやるということは自分が何かしたら他人がどう思うか、どうしたら喜んでくれるかを考えるということです。

 欧米人もそういう意味では結構気を使いますし(その1つの表れがレディファーストや弱者に対するこころ使い)、そのためにかなりの努力をしております。

 結果、そうした行為を心地よく感じること、そうした行為を見て気持ちが良いと思うことは確かですが、そのための努力を見ること、自分ができるかと考えることは大事だと思います。

6 最後に



 何が言いたいかと言うと、私は日本の強い同調性はあまり良いこととは思っておりませんが、それを否定するために外国の事例を持ち出すのはどうかと思っているという話です。

 「外国」という逃げ道を探すこと、今とは違う方法を考えることは悪いこととは思いませんし、今と違う見方ができるようになるのは良いことだと考えます。

 ただ、日本の現状を否定するために、露骨な「逃げ道」としてこうしたものと出してくるのは、実情をロクに確認せずに勝手に理想化するだけでどうかと思っているという話です。

 要はいつのとおりの程度問題で、別の見方を探すことは大事ですが、それを逃げ道として現状を否定するためだけに使うとそれがおかしくなってしまうということかと思います。

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