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国会議員の低下を憂う 言葉の重み、考えよ


©Japan In-depth編集部

Japan In-depth安倍宏行編集長とともに「国会議員の質」について議論した。最近よくニュースで目にする国会議員のスキャンダルや失言。「個々の事案と言うよりは、国会議員全体の質が下がっていることが問題。」と細川氏は強い口調で指摘した。

記憶に新しいのは、先日番組にも出演した宮崎謙介衆議院議員の不倫問題。細川氏が、育休を取得しにくい現状に風穴を開けようとした宮崎議員を応援する姿勢を示した矢先の出来事だった。「一番の罪は、男性が育休をとろうとすると何か他の目的があるのではないかと世間で思われてしまうこと。本来、風穴を開けるべく一つの問題提起としてチャレンジしたことが逆効果になったことは反省してもらわなくてはいけない。」と細川氏は述べた。

安倍編集長も、「男性の育休の問題は、宮崎さんと切り離して考えるべき。」と発言し、「この問題を終わりにせず、どうしたら男性が育休をとれるのか真剣に考えるべき。」と、前向きな議論の必要性を強調した。細川氏は、「国会議員の行動や発言は、いい意味での影響力が大きいのと同時に、悪い方にも大きくなびくというのを自覚してほしい。」と釘を刺した。

参議院では、丸山議員がオバマ大統領に対して黒人差別ともとれるような発言をしたことで問題になった。差別を助長するのが真意でなかったにせよ、「そうでない風に解釈される恐れのある発言の仕方はよくない。」と細川氏は指摘した。安倍編集長は、「現在のSNS社会では、一つ発言しても、それがYoutubeなどで拡散されていく。一瞬のうちに何百万という人がその言葉を聞いてしまう。なおさら政治家は発言に気をつけなければいけない。」と注意を呼び掛けた。

とはいえ、予算委員会で報道の自由についての議論で2~3日も使ってしまうのは如何なものか。細川氏は、西沙諸島、北朝鮮ミサイル、マイナス金利等のトピックを挙げ、「もっともっと議論しなくてはいけない大事な話があるのに、これに大きな時間をとられていくのは国民にとっても不利益。」と述べ、発言する方にも勿論問題があるが、しつこく追及する方にも苦言を呈した。

安倍編集長は、派閥が弱体化したことで勉強会等が減り、議員の育成機関としての機能が失われていることを指摘し、「派閥の教育機能が失われても、個々人が勉強しなくてはいけない。」と述べた。

細川氏は、小選挙区制の弊害として、有権者が地元の利益を重視し、国政のことを考えず政治家が小粒になってしまうことを挙げ、「選ぶときは、国会議員として国家のために働いてくれるのは誰なのかという視点で選ばなくてはいけない。」と訴えた。

安倍編集長は「今の選挙制度をどうしていくかという骨太の議論が必要だ。」と述べた。選挙まであと5カ月弱。「政治、国民、メディアが三者一体となって日本がよりよい国になるために、自分がやるべき責任は何か自覚してもらいたい。」と細川氏は述べた。

最後に、安倍編集長は「18歳選挙権もある。若い人も自分の問題として考えてもらいたい。」と呼びかけた。



(この記事は、ラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2016年2月20日放送 を要約したものです)

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