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野田前総理への態度といい、今日の安倍総理には、本当に残念でならない

予算委員会集中審議、今日は私も質問に立った。

2015年10-12月期の四半期GDPはマイナス成長。足を引っ張っているのは個人消費の落ち込みだ。アベノミクスの3年間で個人消費は増えるどころか減退しており、消費税の税率8%への引上げ直後の反動減がドーンと来た2014年4-6月期の個人消費よりも今の数字の方が下回っている。

それには実質賃金の低下が明らかに響いている。アベノミクスの3年間で5%も減少しているのだから、国民・庶民の生活が苦しくなって、物を買わなくなるのも当り前だ。非正規雇用の世帯では男性の37.5%、女性の48.9%が、年収200万円以下の水準で働いている。このような国民・庶民の「生活不安」を解消しなければ、個人消費が増えるはずがない。

低所得者世帯の「生活不安」解消のためのセーフティーネットが生活保護制度だが、対象世帯が700万世帯あると言われるのに、受給しているのは160万世帯しかない。「漏給」によりセーフティーネットの網から抜け落ちている低所得者世帯が多く、最低生活保障として十分に機能していない面がある。

そこで、同様に最低生活保障として機能が低下している基礎年金等と統合し、世代を問わず、例えば年収200万円を全世帯に保障する「日本版ベーシックインカム」はどうか、生活の安心をもたらし、今、生活防衛的な過剰貯蓄を抱え込んでいる人達が、安心して持っているおカネを消費に回せる、それにより消費が拡大し、実感を伴った経済成長を実現する、名付けて「スーパー安心社会」を目指すべきではないか、と提案した。

まさしく政策議論を安倍総理に問いかけたのだが、私が最も聞きたかった「日本版ベーシックインカム」についての質問を始めた途端、安倍総理は離席しようとされた。「総理への質問です。離席するなら時計を止めてください」「いや、麻生財務相に答弁してもらうから」「私は総理に質問通告しています。困ります」押し問答しているうちに麻生財務相が答弁を始める。スキャンダルとかの追及モノならともかく、政策議論で何でこんな展開になるのか。

野田前総理への態度といい、今日の安倍総理には、本当に残念でならない。

柿沢未途
柿沢未途
柿沢未途
柿沢未途

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