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- 2011年06月05日 09:59
ギリシャとヨーロッパの話
昨日アメリカの話を書いたばっかりですが、ギリシャとヨーロッパのこともちょっとお話ししておきたいなと思いまして。
このブログで繰り返しお話ししているように、ギリシャの問題は普通の借金の問題に置き換えて現実的に考えないといけません。つまり、
◆収入のない人が莫大な借金をしてどうやって返すのか
◆しかも収入がない上に金遣いは荒く借金は増えている
◆しかも就職活動もしていなく、収支は改善する見込みがない
◆毎月の借金の期日到来と利払いは他のところから借りてしのいでいる
◆普通に借りようとしても15%の金利じゃないと貸してくれないので身内から6%で貸してもらっている
こういう状態です。
利払いや返済を遅らせてあげる、先延ばししてあげる、支援策(借り換えの自転車操業融資)を決定する、返済計画や今後の融資条件について貸主達が話し合いの会議を持つ・・・こういった日本の新聞やテレビのニュースやネット上でギリシャの問題について騒がれていることの多くが、内臓に深刻な病気を患っていてしかも高血圧と糖尿まである患者に投与する痛み止めや栄養剤の点滴の話と同じ類です。テレビを見たり新聞を読んだりしてそういう騒ぎに触れる際には、先ほどの普通の人の借金のように現実的に考えて、利払いの延期や目先のリファイナンスでは何も解決することにならない、ということを念頭において間違ったイメージを植え付けられないようにご注意いただきたいものです。
先日、とある方とお話ししていた時にもそれを強く感じました。大変な見識のある方なんですが、どうも【ギリシャの国債がデフォルトすると、100億円のギリシャ国債を持っている(自分ではない)ヨーロッパの投資家なりヨーロッパのファンドなりヨーロッパの銀行が損をする。100億円持っていた人が50億円なり90億円なり損をすることになって怒る、可哀そう】的な感覚なんですよね。なんというか、その人たちが50億円損して泣いて終わり、みたいな。ギリシャ国債が90%ヘアカットになりました、100億円持ってた人が10億円しか返してもらって90億円損してその人が泣いてそれで終わり、という話ではないです。
ギリシャ政府がギリシャ国内で発行した国債は昨年末時点で1,610億ドル、国外で発行した分が2,230億ドル、合計で3,840億ドルあります。ちなみに金融機関や民間企業が発行した社債などを全部含めると6,590億ドルあります。計算を簡単にするのに1ドル=100円で考えちゃいますが3,840億ドル、 38兆円の国債が発行されている。これが現在市場では半値になっている(10年国債の場合)。38兆円発行された国債が市場で19兆円分の価値しかない、ということは既に吹っ飛んだ金額は19兆円です。もちろん、実際に市場で売却しない限り含み損の状態というだけです。時価会計をせず、満期まで保有するから額面で返ってくるから含み損になっているということにさえしていない、のですから「吹っ飛んだ」と言ってはいけないのかもしれませんが・・・欧州の銀行が昨年やったストレステストでも、満期まで保有するつもりの国債は除外してましたよね。あの時はたしか銀行が持っている債券の8割が「これは満期まで保有するつもりの債券だから」ということで除外されました。
昨年夏の欧州の銀行ストレステストで使われたギリシャ国債のヘアカット率は23%で、100億円のギリシャ国債が77億円になったとしても大丈夫か、というチェックをしたわけです。でも実際には8割は除外してますから、例えば500億円ギリシャ国債を持っている銀行の想定損失額は、まず500億円のうち、満期まで保有するつもりだから対象外の80%=400億円を除き残りの100億円×23%のヘアカット率で23億円の損失、という具合になります。実際に時価会計をもししたら500億円の債券の値段が半値になってるわけですからもちろん250億円の損です。問題は銀行が250億円損して終わり、ではなくてその先です。
銀行のバランスシートを考えてみてください。バランスシートって何よ?簿記ってよくわかんないんだけど、決算書の見方わかんないんだけど、という方は随分昔に書いたやつですが、誰でもすぐ決算書が読めるようになるこのブログの人気コーナー「カニでもサルでもわかる簿記と決算書の読み方」略して「カニ簿記」をどうぞ!
カニ簿記シリーズのリンクはこちら。
2006年05月29日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方④【キャッシュフロー計算書って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18526897.html
2006年05月28日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方③【貸借対照表って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18484924.html
2006年05月27日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方②【損益計算書って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18426637.html
2006年05月26日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方①【簿記って何さ/なんで決算書なんか作るのさ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18412361.html
こんな銀行があったとします。預金残高が900、銀行の場合、預金者の預金は銀行にとっての借入金です。だから利息を払い、返せ(=引き出し)と言われたらお金を返します。バランスシートの右側には持っている資産のリストが載ってきます。この銀行は現金を100、預金で集めたお金(=銀行にとっての借金)を融資している貸付を500持っていて(500回収できる資産)、その他に国債を400持っていて(売れば400になる資産)、持っている資産の合計は1,000です。持っている資産の合計が1,000で、借金が900ですから、差し引き正味自分のもの、つまり自己資本は100ということになります。この時、もし保有していた国債が半値になったとするとこうなります。
画像を見る
もっていた国債の額が400から200に減少し、資産合計は800に減ります。預金=借金の額はもちろん減りませんから、900のまま。持っている資産が800しかないのに900の借金がある、つまり債務超過の状態です。でも、去年のストレステストではこれは満期まで保有するつもりの債券なので最終的には額面で返ってきますから400のままにしておいていいよねって話になってます。
この状態で預金者が一斉に預金を引き出しにかかったらどうなるでしょう。とりあえず100までは現金で対応、次はどうするんでしょうね。400の国債を売りにいきますか。そうするともちろん市場価値の200ということになってしまいます。あとは貸付金を現金化。貸しているお金を無理やり回収するか、利息を受け取り貸付金を回収する権利(=債権)をどこか他の銀行に買い取ってもらうか。こちらのほうが国債の売却よりもよさそうですね。現金と貸付金併せて600までは凌ぎました。そのあとはどうすんでしょうか。あとは国債しか残ってません。預金の引き出し額が800を超えたらそれ以上はびた一文払えません。
皆さんがこういう銀行に預金をしてたらどうしますか?預金を引き出しに行きますよね。どこの銀行がどれだけギリシャ国債を持っているか分からなかったら?片っ端からおろしに行きますか?めちゃくちゃな金額をあずけている法人なんかはどうするんでしょうね。そんなにたくさんの現金をどこかにおいておくわけにもいかないですし・・・でも、回収できなくなるよりはマシか。というわけでやっぱり預金を引き出しに行くと。
ギリシャでは預金残高の減少が続いています。昨年2010年1年間で2009年に比べて12.2%の減少、291億ユーロの預金が減少しました。先月発表されたデータでは3月の預金残高は1,992億ユーロ、2月の残高が2,022億ユーロでしたから、今年3月の1ヵ月間で1.5%、30億ユーロ減ったことになります。
アルゼンチンのデフォルトの時、私は銀行員でした。あ、もちろん日本の銀行の東京のオフィスにいたので現地で銀行員をやっていたわけではありませんでしたが。業務上あちこちのマーケットとつながっていたため、当時のことはよく覚えています。預金流出を防ぐため預金凍結をし、アルゼンチンの金融市場は完全に混乱しました。銀行からお金を引き出せなくなるとどうなるかは容易に想像がつくと思います。
で、ギリシャ国債は誰がもっているんだと。ヨーロッパの銀行がいっぱい持っていることは間違いないんですが、誰がそれぞれいくらずつ保有してるんだと。ストレステストの数字なんか見てもしょうがないですし、もちろん私もどこがいくら持っているのか正確な数字を知ってるわけではないです。まぁいろんなところが推計値やなんかを発表してますんで、そのへんはお任せするとして、ギリシャの国債は3,840億ドルあってその8割が海外勢によるもんだと。
あと、こんな数字があります。
画像を見る
アイスランドが下り坂を転がり落ちて行った時にもこの数字を見てたんですが、これは何かと言うとがBISが発表している対外与信残高の数字です。どの国の銀行がその国でどのくらいの与信をしているのか、どのくらいのポジションを持っているかという数字です。例えば、1行目はギリシャ。国外勢による与信残高は主要24か国(自国ギリシャは除くので23ヶ国)の銀行がギリシャに貸してるお金が全部で1,458億ドル。そのうちの1,363億ドルがヨーロッパの銀行で、一番多いのがフランスの銀行の567億ドル。ギリシャの数字が抜けてるのはギリシャ国外の銀行からのギリシャ向けの貸付の額をまとめてるから。
国債がデフォルトした場合、たまたまその時に国債を持ってた人が損して泣いてそれで終わりというわけにはいきません。銀行に飛び火します。金融と言うのは信用でもっているシステムです。やばいかもという空気が預金の引き出しを呼び、その先にあるのは預金封鎖や銀行の破たんです。そしてその銀行の破たんが更に別の銀行にダメージを与えると。
なんかいろいろ言われてますが、「幸せな結末」なんてたぶんないです。
暗い話ばっかりで、せっかく読んでくださってる方に本当に申し訳ないんですけど、聞こえてくる解説があまりにもひどいものばかりなもので。リスケしてもリファイナンスできても、問題の先送りにしかならないし、国債が吹っ飛んだ時は国債を持っている運の悪い誰かさんが損して終わりじゃなくて銀行に飛び火して金融市場がめちゃくちゃになるはず、と私は思います。これが正解だ、私は未来を知ってる、と言うつもりは毛頭ありませんが、皆さんくれぐれも新聞やテレビやネットの情報を鵜呑みにして、不本意な思い込みをさせられたりしないようご注意ください。
このブログで繰り返しお話ししているように、ギリシャの問題は普通の借金の問題に置き換えて現実的に考えないといけません。つまり、
◆収入のない人が莫大な借金をしてどうやって返すのか
◆しかも収入がない上に金遣いは荒く借金は増えている
◆しかも就職活動もしていなく、収支は改善する見込みがない
◆毎月の借金の期日到来と利払いは他のところから借りてしのいでいる
◆普通に借りようとしても15%の金利じゃないと貸してくれないので身内から6%で貸してもらっている
こういう状態です。
利払いや返済を遅らせてあげる、先延ばししてあげる、支援策(借り換えの自転車操業融資)を決定する、返済計画や今後の融資条件について貸主達が話し合いの会議を持つ・・・こういった日本の新聞やテレビのニュースやネット上でギリシャの問題について騒がれていることの多くが、内臓に深刻な病気を患っていてしかも高血圧と糖尿まである患者に投与する痛み止めや栄養剤の点滴の話と同じ類です。テレビを見たり新聞を読んだりしてそういう騒ぎに触れる際には、先ほどの普通の人の借金のように現実的に考えて、利払いの延期や目先のリファイナンスでは何も解決することにならない、ということを念頭において間違ったイメージを植え付けられないようにご注意いただきたいものです。
先日、とある方とお話ししていた時にもそれを強く感じました。大変な見識のある方なんですが、どうも【ギリシャの国債がデフォルトすると、100億円のギリシャ国債を持っている(自分ではない)ヨーロッパの投資家なりヨーロッパのファンドなりヨーロッパの銀行が損をする。100億円持っていた人が50億円なり90億円なり損をすることになって怒る、可哀そう】的な感覚なんですよね。なんというか、その人たちが50億円損して泣いて終わり、みたいな。ギリシャ国債が90%ヘアカットになりました、100億円持ってた人が10億円しか返してもらって90億円損してその人が泣いてそれで終わり、という話ではないです。
ギリシャ政府がギリシャ国内で発行した国債は昨年末時点で1,610億ドル、国外で発行した分が2,230億ドル、合計で3,840億ドルあります。ちなみに金融機関や民間企業が発行した社債などを全部含めると6,590億ドルあります。計算を簡単にするのに1ドル=100円で考えちゃいますが3,840億ドル、 38兆円の国債が発行されている。これが現在市場では半値になっている(10年国債の場合)。38兆円発行された国債が市場で19兆円分の価値しかない、ということは既に吹っ飛んだ金額は19兆円です。もちろん、実際に市場で売却しない限り含み損の状態というだけです。時価会計をせず、満期まで保有するから額面で返ってくるから含み損になっているということにさえしていない、のですから「吹っ飛んだ」と言ってはいけないのかもしれませんが・・・欧州の銀行が昨年やったストレステストでも、満期まで保有するつもりの国債は除外してましたよね。あの時はたしか銀行が持っている債券の8割が「これは満期まで保有するつもりの債券だから」ということで除外されました。
昨年夏の欧州の銀行ストレステストで使われたギリシャ国債のヘアカット率は23%で、100億円のギリシャ国債が77億円になったとしても大丈夫か、というチェックをしたわけです。でも実際には8割は除外してますから、例えば500億円ギリシャ国債を持っている銀行の想定損失額は、まず500億円のうち、満期まで保有するつもりだから対象外の80%=400億円を除き残りの100億円×23%のヘアカット率で23億円の損失、という具合になります。実際に時価会計をもししたら500億円の債券の値段が半値になってるわけですからもちろん250億円の損です。問題は銀行が250億円損して終わり、ではなくてその先です。
銀行のバランスシートを考えてみてください。バランスシートって何よ?簿記ってよくわかんないんだけど、決算書の見方わかんないんだけど、という方は随分昔に書いたやつですが、誰でもすぐ決算書が読めるようになるこのブログの人気コーナー「カニでもサルでもわかる簿記と決算書の読み方」略して「カニ簿記」をどうぞ!
カニ簿記シリーズのリンクはこちら。
2006年05月29日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方④【キャッシュフロー計算書って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18526897.html
2006年05月28日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方③【貸借対照表って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18484924.html
2006年05月27日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方②【損益計算書って何さ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18426637.html
2006年05月26日
カニでもわかる簿記と決算書の読み方①【簿記って何さ/なんで決算書なんか作るのさ】
http://jovivi.seesaa.net/article/18412361.html
こんな銀行があったとします。預金残高が900、銀行の場合、預金者の預金は銀行にとっての借入金です。だから利息を払い、返せ(=引き出し)と言われたらお金を返します。バランスシートの右側には持っている資産のリストが載ってきます。この銀行は現金を100、預金で集めたお金(=銀行にとっての借金)を融資している貸付を500持っていて(500回収できる資産)、その他に国債を400持っていて(売れば400になる資産)、持っている資産の合計は1,000です。持っている資産の合計が1,000で、借金が900ですから、差し引き正味自分のもの、つまり自己資本は100ということになります。この時、もし保有していた国債が半値になったとするとこうなります。
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もっていた国債の額が400から200に減少し、資産合計は800に減ります。預金=借金の額はもちろん減りませんから、900のまま。持っている資産が800しかないのに900の借金がある、つまり債務超過の状態です。でも、去年のストレステストではこれは満期まで保有するつもりの債券なので最終的には額面で返ってきますから400のままにしておいていいよねって話になってます。
この状態で預金者が一斉に預金を引き出しにかかったらどうなるでしょう。とりあえず100までは現金で対応、次はどうするんでしょうね。400の国債を売りにいきますか。そうするともちろん市場価値の200ということになってしまいます。あとは貸付金を現金化。貸しているお金を無理やり回収するか、利息を受け取り貸付金を回収する権利(=債権)をどこか他の銀行に買い取ってもらうか。こちらのほうが国債の売却よりもよさそうですね。現金と貸付金併せて600までは凌ぎました。そのあとはどうすんでしょうか。あとは国債しか残ってません。預金の引き出し額が800を超えたらそれ以上はびた一文払えません。
皆さんがこういう銀行に預金をしてたらどうしますか?預金を引き出しに行きますよね。どこの銀行がどれだけギリシャ国債を持っているか分からなかったら?片っ端からおろしに行きますか?めちゃくちゃな金額をあずけている法人なんかはどうするんでしょうね。そんなにたくさんの現金をどこかにおいておくわけにもいかないですし・・・でも、回収できなくなるよりはマシか。というわけでやっぱり預金を引き出しに行くと。
ギリシャでは預金残高の減少が続いています。昨年2010年1年間で2009年に比べて12.2%の減少、291億ユーロの預金が減少しました。先月発表されたデータでは3月の預金残高は1,992億ユーロ、2月の残高が2,022億ユーロでしたから、今年3月の1ヵ月間で1.5%、30億ユーロ減ったことになります。
アルゼンチンのデフォルトの時、私は銀行員でした。あ、もちろん日本の銀行の東京のオフィスにいたので現地で銀行員をやっていたわけではありませんでしたが。業務上あちこちのマーケットとつながっていたため、当時のことはよく覚えています。預金流出を防ぐため預金凍結をし、アルゼンチンの金融市場は完全に混乱しました。銀行からお金を引き出せなくなるとどうなるかは容易に想像がつくと思います。
で、ギリシャ国債は誰がもっているんだと。ヨーロッパの銀行がいっぱい持っていることは間違いないんですが、誰がそれぞれいくらずつ保有してるんだと。ストレステストの数字なんか見てもしょうがないですし、もちろん私もどこがいくら持っているのか正確な数字を知ってるわけではないです。まぁいろんなところが推計値やなんかを発表してますんで、そのへんはお任せするとして、ギリシャの国債は3,840億ドルあってその8割が海外勢によるもんだと。
あと、こんな数字があります。
画像を見る
アイスランドが下り坂を転がり落ちて行った時にもこの数字を見てたんですが、これは何かと言うとがBISが発表している対外与信残高の数字です。どの国の銀行がその国でどのくらいの与信をしているのか、どのくらいのポジションを持っているかという数字です。例えば、1行目はギリシャ。国外勢による与信残高は主要24か国(自国ギリシャは除くので23ヶ国)の銀行がギリシャに貸してるお金が全部で1,458億ドル。そのうちの1,363億ドルがヨーロッパの銀行で、一番多いのがフランスの銀行の567億ドル。ギリシャの数字が抜けてるのはギリシャ国外の銀行からのギリシャ向けの貸付の額をまとめてるから。
国債がデフォルトした場合、たまたまその時に国債を持ってた人が損して泣いてそれで終わりというわけにはいきません。銀行に飛び火します。金融と言うのは信用でもっているシステムです。やばいかもという空気が預金の引き出しを呼び、その先にあるのは預金封鎖や銀行の破たんです。そしてその銀行の破たんが更に別の銀行にダメージを与えると。
なんかいろいろ言われてますが、「幸せな結末」なんてたぶんないです。
暗い話ばっかりで、せっかく読んでくださってる方に本当に申し訳ないんですけど、聞こえてくる解説があまりにもひどいものばかりなもので。リスケしてもリファイナンスできても、問題の先送りにしかならないし、国債が吹っ飛んだ時は国債を持っている運の悪い誰かさんが損して終わりじゃなくて銀行に飛び火して金融市場がめちゃくちゃになるはず、と私は思います。これが正解だ、私は未来を知ってる、と言うつもりは毛頭ありませんが、皆さんくれぐれも新聞やテレビやネットの情報を鵜呑みにして、不本意な思い込みをさせられたりしないようご注意ください。



