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緩んできた政治への特効薬

「経済は一流、政治は三流」というには日本の経済は勢いも、また存在感も失いはじめていますが、政治は相変わらずで、さらに政治家が小粒化してきたと感じる人は少なくないはずです。とくに、小選挙区制になってからは、与野党ともに国会議員は、存在感を失ってきたようです。しかも、野党の拮抗力が低下してくれば当然与党は緩んできます。小選挙区制度になり、政権交代可能な仕組みとなったはずでしたが、勢いに乗った政党で議員の水ぶくれが起こり、議席バブルの弊害のほうがむしろ目立つようになったのは、小泉チルドレンの頃からでしょうか。

宮崎元議員の騒動が収まらないなかで、またまた、丸山議員が「米大統領は黒人、奴隷ですよ」という、アンビリーバブルな失言をしてしまいました。もともと調子外れの弁護士キャラが売り物のタレントさんでしたが、酒に酔ってくだを巻くオヤジそのものです。完全に緩みきっています。

沖縄・北方担当の島尻大臣が「千島歯舞諸島居住者連盟」と読むところを、なんと「ちしま、はぼ……えーなんだっけ?」とやってしまったのは、バラエティ番組のボケ役タレントそのものだし、高市早苗総務相の放送局恫喝も、コアな保守層の受けを狙った悪質なパフォーマンスだと感じます。かつて落選したトラウマがそうさせるのでしょうか。もともとは、もっとインテリジェンスが高かったはずですが。

本来なら、野党だけでなく、マスコミや労働組合も、政権への拮抗力を担う役割を背負っているはずですが、時代変化に乗り遅れ、自らを変革するパワーを失ったマスコミも、また労働組合も、拮抗力を発揮する能力を失ってきています。

野党やマスコミが頼りにならないなかで、拮抗力を取り戻すためにできることといえば、議員間の競争関係をつくりだすことではないでしょうか。国会議員の定数を大胆に減らすことです。

パイが小さくなれば、自ずと与野党の間だけでなく同じ党内でも競争関係が強まってくるはずです。議員定数は、今は一票の格差を是正するための微調整でお茶を濁すという感じですが、国会議員を半減する、そんな思い切った改革でなければ、政治の活力は生まれてこないのではないかと思います。

それでは地方の意見が掬えないというのなら、地方分権をより進めるほうが正攻法のはずです。議員定数半減ともなれば、国会議員の方々はつぎの選挙で生き残るか、淘汰されるかの緊張感で戦慄が走り、おのずと襟を正すことになってきそうです。

緩んできた政治への特効薬としては国会を戦慄させるほどの議員定数の削減が効きそうです。民主党が生き延びたいのなら、それぐらいの身を切る覚悟の提案をすべきでしょうね。

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