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「ジュニアNISA」は、どの商品を選ぶべきか?

生活設計塾クルー代表取締役 目黒政明 構成=高橋晴美

今年からスタートした株式や投資信託などの配当金や売却益などが非課税になる「ジュニアNISA(ニーサ。未成年者少額投資非課税制度)」。今回は商品選びについて考えてみたい。

ジュニアNISAでは、3月末時点で18歳である年の前年の12月末まで(一般的には高校3年生時の12月末まで)は原則として資金を引き出せない。口座内の資金を再投資することもできない。そのため、中長期保有でリターンを得やすい投資信託やETFが適している。

損が出れば、利益が非課税になるジュニアNISAのメリットが受けられないので、損が出にくい運用をすることもポイントになる。

その意味で、まずお勧めしたいのが株式や債券、国内や海外など、幅広い分散投資がされる「バランス型ファンド」。複数の資産、多くのエリアに分散投資することで、全体の値動きが抑えられる。

バランス型ファンドには、株式の比率を高めて積極的にリターンを狙うタイプ、債券の比率を高めて安定性を重視するタイプなど、リスク許容度などに応じて選択できる。

自身で株式や債券に投資するインデックスファンドを組み合わせることもできるが、バランス型ファンドはあらかじめ定めた比率をキープする機能があり、煩わしさがない。

また「ターゲットイヤー型」というタイプのバランス型ファンドであれば、資金を引き出す時期まで年数があるうちは積極運用、引き出す時期が近づいたら安定運用という具合に、自動的に株式や債券の比率が調整される。シンプルなインデックスファンドよりコストは高めになるが、利便性を重視するなら検討の価値があるだろう。

バランス型やターゲットイヤー型のファンドは、金融機関ごとに品揃えが異なる。SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券といった大手ネット証券なら種類も豊富で手数料も抑えられているので、いずれかにジュニアNISA口座を開いて取引するのが便利だろう。

では、年齢ごとに考えるとどうなるだろうか。

子どもが小学生で10年程度の運用期間があるケースでは、積極的に運用するなら日本株に投資する「ニッセイ日経225インデックスファンド」や、日本を除く先進国全体の株価指数に値動きが連動する「ニッセイ外国株式インデックスファンド」といった商品が選択肢になる。いずれもコストが低く、大手ネット証券などが扱っている。

リスクを抑えたいなら株式や債券を半々程度の割合で運用するバランス型ファンド、さらに安全性重視なら外国債券に投資するファンドもいい。

子どもが中学生となると、18歳までは3~5年。株式の比率を抑えたバランス型ファンドや、外国債券に投資し、為替リスクを回避する「為替ヘッジあり」というタイプのファンドが選択肢となりそうだ。たとえば、日興アセットの「アセット・ナビゲーション・ファンド(株式20)」などが挙げられる。

子どもが高校生の場合は、大学資金などで使うには運用期間がわずか。債券を多めにしたバランス型ファンドが候補になるが、株式への投資比率が低い分、期待できるリターンは小さくなる。

まとまった資金がある場合も、一度に投資するのは禁物。高値買いの失敗を避けるために、少額ずつ、積み立て投資するのが望ましい。

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