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地方議員だけど、無所属になったので自民党の「オープンエントリー」に投票者登録してみた

こんにちは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。自民党が「LDPデジタル民主主義宣言」と題してスタートした、

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参院選公認候補「オープンエントリー」プロジェクト2016

https://www.jimin.jp/election/results/sen_san24/openentry/

先月末までの候補者募集締め切りまでに、458名の申込があったそうです。

ネット上で候補者を募り、書類選考・面接で10名までファイナリストを絞りますが、そこからは選考過程を可視化し、最終的には有権者たちが「ネット投票」で候補者選びに参加できるというという趣旨を持つこの企画。

「広く人材を募り、より多くの有権者が参加できるネット投票によって、日本を前へ進める新しい政治家を誕生させたい」

という想いがサイトに記載されておりまして、候補者の質を高める上でも、有権者と政治をつなげる意味でも、一部とはいえこれまで政党内部で一手に担われていた候補者選定のプロセスを公開する意義は非常に大きいと思われます。

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こうした仕組みで重要になるのが、何はともあれユーザーインターフェースの簡略さ、つまり有権者が実際に登録・投票してみようと思うまでに、どれだけ簡単な点順で行うことができるかという点に尽きます。この点でコケると、せっかくの試みも広がりを欠くことになりかねません。

自民党のこちらの企画、なんと「党員以外の有権者の方も参加できます」とのことですので、早速無所属議員になった私も有権者登録を試してみました!無所属だから、許されるだろう…有権者だし。。

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仮登録をすると、登録メールアドレスに専用URLが送付される仕組みですね。ごく一般的なもので、特にストレスは感じません。届いたメールのURLを開くと…

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入力項目は

・氏名
・フリガナ
・生年月日
・郵便番号
・住所
・電話番号
・J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)会員かの有無
・お知らせ希望の有無

だけで、至ってシンプルな構成です。特筆すべき点があるとすれば、

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日本国籍の確認有無があることくらいでしょうか。政治献金でも度々問題になるアレですが、戸籍謄本を確認しないかぎり完璧に排除することはできないんですよね…。すべてにチェックを入れて送信ボタンを押すと、

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メールが送られてきて、あっという間に登録完了!所要時間は、キャプチャを取りながらでものの5分といったところでしょうか…。今後の投票にあたっては、ページURLとシリアルコードがメールで送られてくるようですね。これから投票対象のファイナリストが出揃えば、候補者ページなども充実してくるでしょうし、なかなか期待できそうです^^

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繰り返しになりますが、こうしたサイトの登録は本当に「簡単に、早く」できることが大事で、比較として同じく政界でネット投票を行っている「日本を元気にする会」のVoteJapanというシステムを見てみましょう。仮登録→本登録という流れはほぼ一緒なのですが…

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「本人確認資料のお写真」を添付しなければなりません。免許証や保険証の裏表をスマホで撮影して、画像データで付ける必要があるんですね。これは「LINEペイ」などと同じシステムです。確かに本人確認の精度はかなり上がりますが…

画像の確認にはマンパワーが必要になるため、登録までのタイムラグが生じますし、「そもそも身分証の登録なんて面倒!」と回れ右して帰る人が続出する事態にもなりかねません。また、「そこまでの個人情報を、いち組織に渡したくない」という抵抗感も根強くあるようです。

ただこうした身分証チェックをしない自民党式ですと、登録の精度は下がるし、二重登録などを防ぐための確認作業をする人員が必要になります。結局はどこでコストを費やすかという問題にもなります…。これはなかなか難しいところですが、登録者数を増やすのであれば、やはり自民党式の方が合理的と言えそうです。

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というわけで、ネット投票に向けて更なる地平を切り開いた自民党の「オープンエントリー2016」。ご紹介のように非常に簡単なステップで、党員以外の方も登録可能とのことですので、興味の有る方はぜひとも登録してみては?やはり部分的にでも関われることがあると、グッと当事者意識が増してくる気がしますね!

残念ながら多くの党が「党代表(総裁)の選挙もネットで…」という構想こそぶち上げるものの、未だに実現に至ったところはありません。このオープンエントリーの試みが成功したら、ぜひとも最大与党自民党にはネットによるオープン・プライマリー(代表公選制)を実現し、ネット選挙の世界にも更なる活性剤を投入してくれることを期待したいと思います。

それでは、また次回。

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