- 2016年02月09日 13:51
株主資本主義の破綻
最近は予想が当たるのが短期になったものだ。
正月からマスコミが今年はアベノミクスで輝ける年になると言ってたので、「嘘をつけ」とブログで書いてたら、たちまち株価が下がり始める。
あげくにマイナス金利で、「その効果は瞬間的でしかない」と書いてたら、たちまち株価は暴落していく。
実質賃金もここ数年、下がりっぱなしで、景気回復の実感などどこにもない。
正月のマスコミの楽観論から、たった1か月半でこの結果だ。
エコノミストの意見なんか聞かなくても、庶民は実感で分かるってことじゃないか?
これを長く続いたデフレマインドのせいだという意見にも賛成できない。マインドの問題じゃないよ。
将来不安が大きすぎて、貯金を切り崩す勇気なんか持てないし、実質賃金が先細る中で、ちびちびとでも貯金してなきゃ怖いというだけだ。
日本人らしい堅実さは立派だよ。
トリクルダウンがないのなら、ボトムアップする経済の策を政治家や官僚や経済学者が出してくれればいいのに、今のまま株主資本主義に血道を上げるばっかりでは、銀行預金がマイナス金利になったとしても、タンス預金するしかないと考えるだけだろうな。
そもそも金利がゼロとかマイナスって、資本主義が終わってるよ。