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「丸川環境大臣の発言は無責任。強い危機感を覚える」髙木国対委員長

 髙木義明国会対策委員長は9日午前、定例記者会見を開き、(1)本日の衆院本会議の予定(2)衆院予算委会の運営(3)丸川環境大臣の発言――などについて所見を述べた。

 9日午後の衆院本会議では、北朝鮮に対する抗議決議を採択し、その後、特例公債法案の趣旨説明聴取と質疑が行われる。髙木委員長は北朝鮮のミサイル発射についてはあらためて抗議の意を示し、また、特例公債法案については、民主党から鷲尾英一郎議員が質問に立つことを明らかにし、「安倍内閣の経済政策は将来へのツケ回し、バラマキであり、財政健全化への取り組みが不十分だということをただしていく」とした。

 衆院予算委員会では、昨日から一般的質疑が行われ、10日は「政治姿勢・政治とカネ等」をテーマに集中審議が行われるが、早くも与党からは17日に地方公聴会が提案されている。髙木委員長は「現時点では時期尚早」と述べ、与党の提案には応じられないとの認識を示した。

 丸川環境大臣が7日に松本市で行った講演で、福島第1原発事故を受けた除染の基準について「『反放射能派』の人たちが騒いだ中で、何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」などと発言したと報じられている。髙木委員長は「環境大臣としては、あまりにも当時の状況を踏まえていない大変無責任な発言だ。こうした環境大臣に強い危機感を覚える」と述べた。

 これに関連して記者団から、丸川大臣の資質について受け止めを問われた。髙木委員長は発災当時を振り返り、「当時は、原発事故による放射能(の影響)、避難・警戒区域等についてはたくさんの議論があり、国民的な大問題になった。私どもとしては、国際放射線防護委員会等の最新の知見に基づいて対応すると同時に、当然、放射についての国民の不安に配慮しながら決めた。(丸川大臣が)そうしたことをまったく踏まえずに発言するというのは無責任だ」と、あらためて丸川大臣の無知、無理解を嘆いた。

 この丸川大臣の発言については、9日の予算委員会で緒方林太郎議員がただしたが、丸川大臣は「メモをとっていないため、発言を正確に記憶していない」などと答弁をはぐらかした。民主党としては、引き続きただしていくことにしている。

 また、8日の衆院予算委員会で高市総務大臣が奥野議員の質問に答えて、放送事業者が政治的公平性を欠いた番組を放送した際に、電波停止の可能性に言及したことについて受け止めを問われ、「時の政権の判断で、電波の停止命令が行われうるというのは極めて問題だ。言論・報道の自由は保障されなければならない」と述べ、さらにただしていくとした。

 一方、同日の柚木議員の質問に際しては、柚木議員が配布資料として用意していた高木復興大臣に関する新聞記事のコピーについて、与党側が配布を拒否するという事態があった。こうした与党の対応について髙木委員長は「びっくりした。新聞報道に出ているものを、時の政府に都合のいいものは使っていい、都合の悪いものは使ってはいけない、などと与党の判断で行われるのはいかがなものか」と批判した。

 北朝鮮のミサイル発射を受けて、政府・与党には「安保法制のおかげで日米の緊密な連携が可能になり、いよいよ安保法制の必要性が認められた」などの声があるとし、この受け止めを問われ、「そのようなコメントを聞いていない」と前置きしたうえで、「今回の対応は日常的な、不断のわが国の安全保障政策であり、(昨年成立した)安保法制によるものではなく個別的自衛権の範疇で対応できるものだ」との見方を示した。

民主党広報委員会

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