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- 2016年02月09日 08:30
岩城法相はTPPにおける重要案件の内容を何一つ分かっていない事が判明
予算委員会、今日からは一般質疑。岩城法相の答弁がグダグダで、何度も審議がストップする。
質問自体はシンプルで、TPP協定に関連して、「ISD条項で外国から提訴されて出た仲裁判決と、わが国の国内裁判で出た判決と、もし真逆の決定になったら、その効力はどちらが優先され、どちらが劣後するのか」というものだった。
ところが、岩城法相の答弁は「国際交渉だから法務省には答えらえない」と言ってみたり、「外国で出た判決への対応については国内での執行の段階で考える」と言ったり、「ならば国内判決が劣後する可能性があるのか。憲法違反になるじゃないか」と問われ、追い込まれて今度は「国内では最高裁判決が優先する」と言い切り、「じゃあ何のためにISD条項があるのか」と突っ込まれる始末。事務方に取り囲まれ、大臣席で答弁レクを受ける岩城法相に、「これではせっかくの質問者の時間が費消されてしまう。時計を止めてください」と、理事として委員長席に何度も詰め寄った。竹下委員長も「答弁できないんじゃねえ…」と弱り顔だった。
その後、わが党の高井議員のTPPの知財交渉に関する質問でも、著作権侵害にかかわる米国式の「法定賠償制度」の導入について、わが国の民法の改正を要する事項であり、民法を所管する法務省に対して、著作権制度を所管する文化庁から既に協議を持ちかけられているにもかかわらず、岩城法相はTPPにおけるこの重要案件の内容を何一つ分かっていない事が判明した。ここでも何度か審議がストップしかけた。
「国益をかけた交渉」と言いつつ、何が合意され、それがわが国にどのような影響を与えるのか、担当大臣がまともに説明できない、というか理解しているかどうかも怪しい。答弁に窮する岩城法相の姿からは、そのようなお寒い実情が見て取れた。明日以降も追及の対象になるだろう。
質問自体はシンプルで、TPP協定に関連して、「ISD条項で外国から提訴されて出た仲裁判決と、わが国の国内裁判で出た判決と、もし真逆の決定になったら、その効力はどちらが優先され、どちらが劣後するのか」というものだった。
ところが、岩城法相の答弁は「国際交渉だから法務省には答えらえない」と言ってみたり、「外国で出た判決への対応については国内での執行の段階で考える」と言ったり、「ならば国内判決が劣後する可能性があるのか。憲法違反になるじゃないか」と問われ、追い込まれて今度は「国内では最高裁判決が優先する」と言い切り、「じゃあ何のためにISD条項があるのか」と突っ込まれる始末。事務方に取り囲まれ、大臣席で答弁レクを受ける岩城法相に、「これではせっかくの質問者の時間が費消されてしまう。時計を止めてください」と、理事として委員長席に何度も詰め寄った。竹下委員長も「答弁できないんじゃねえ…」と弱り顔だった。
その後、わが党の高井議員のTPPの知財交渉に関する質問でも、著作権侵害にかかわる米国式の「法定賠償制度」の導入について、わが国の民法の改正を要する事項であり、民法を所管する法務省に対して、著作権制度を所管する文化庁から既に協議を持ちかけられているにもかかわらず、岩城法相はTPPにおけるこの重要案件の内容を何一つ分かっていない事が判明した。ここでも何度か審議がストップしかけた。
「国益をかけた交渉」と言いつつ、何が合意され、それがわが国にどのような影響を与えるのか、担当大臣がまともに説明できない、というか理解しているかどうかも怪しい。答弁に窮する岩城法相の姿からは、そのようなお寒い実情が見て取れた。明日以降も追及の対象になるだろう。